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令和6年能登半島地震・奥能登豪雨 被災地への緊急医療支援にご協力ください

up 2024.10.03

令和6年奥能登豪雨災害今すぐ寄付をする日本発祥の国際医療NGOである(認定)特定非営利活動法人ジャパンハートは、令和6年能登半島地震発災以来、輪島市や能登町にて医療支援活動を継続してきました。
そんな中、2024年9月21日(土)に復興途中の能登半島を襲った豪雨を受け、同日より医療者を含む緊急調査チームが現場ニーズ調査を開始し、23日から輪島市および保健医療福祉調整本部との協働で市内避難所調査を実施しました。
10月11日で、この度の令和6年奥能登豪雨の緊急支援は終了し、今後は中長期支援を継続していきます。

輪島市内の様子現場では、再建したばかりの住宅・施設、仮設住宅の深刻な浸水が見られ、街中では汚泥や倒木によって交通が妨げられています。
輪島市では再び断水が発生し、地理的に孤立している地域もあり、復旧までに時間を要する見込みです。

ジャパンハートでは、21日の発災以降、10カ所以上の避難所を巡回し、環境確認や健康チェックを実施しました。

10月23日更新
10月11日で、この度の令和6年奥能登豪雨の緊急支援は終了しました。
約3週間の間、輪島市内11カ所の避難所巡回支援を実施し、約400名の方々に「心を救う医療」を届けることができました。

1月の地震から少し光が見えてきた、そんな時に起こった今回の豪雨災害。
住民の方や、被災しながら能登を支え続けている支援者の皆様の負担を少しでも緩和していくような「支援者支援」を継続していきます。

今後の能登半島支援について

中長期支援として、仮設住宅や避難所、住民孤立を防ぐため「おしゃべり喫茶」と題したサロン企画を継続的に実施してまいります。
奥能登豪雨後に行った本企画では、豪雨で避難されている方が多く集まる場所で急遽開催。
能登半島地震常駐支援後、おしゃべり喫茶を通じ中長期的に能登にて継続支援してきたことが、今回の奥能登豪雨での活動やその後の長期的な支援の柔軟さにつながりました。

おしゃべり喫茶では、喫茶に来てくださった方はもちろん、仮設住宅にいらっしゃる住民の方を訪問し、健康面や精神面など困ったことがないか医療者による聞き取りを行っています。
また、仮設住宅だけでなく避難所や仮設住宅に行かないという選択をされた方々、例えば、避難所にはもう戻りたくないという強い意志で厳しい環境で生活をされている方もいらっしゃいます。そういった様々な背景の方がいらっしゃる中で、誰一人取り残さない、ひとり一人の心に寄り添う医療を提供してまいります。
時々に応じて、柔軟にその時に必要なこと、ものを届けていく支援を今後も継続してまいりますので引き続きご支援、応援の程何卒よろしくお願い申し上げます。

ご寄付・ご支援の受付

現在、ジャパンハートでは令和6年奥能登豪雨災害へのご寄付を募集しております。
皆様からいただいたご寄付は、令和6年奥能登豪雨災害にかかる支援に大切に使わせていただきます。
※本災害の被災地で医療の観点から現地が必要とする支援に十分な資金が集まり、余剰資金が発生した場合は、定常プロジェクトに活用させていただきます。

ご寄付の使い道
・旅費交通費
全国から派遣される医療者の旅費交通費、およびカンボジアからの応援スタッフの国際航空券費用など
・医療物資や支援活動
被災された方へ、医療の観点から現地が必要とする支援を届けるために使用させていただきます

今すぐ支援する

輪島市にて。豪雨を受け、避難を余儀なくされている方々に看護師が健康チェックを行う様子。

令和6年能登半島地震における支援

ジャパンハートは、4月20日までに、輪島市、珠洲市、能登町、七尾市の計8カ所の避難所・診療所に看護師常駐支援を行ったほか、輪島市門前地区では医師・看護師による15カ所以上の避難所巡回診療を実施。フェーズが変わり多くの医療支援チームが2月末には撤収していくなか、4月20日まで医療を越えて安心を届けるため地域に寄り添う支援を継続しました。
また、6月からは中長期支援として、仮設住宅における孤立を防ぐため「おしゃべり喫茶」と題したサロン企画を輪島市門前および能登町において継続的に実施しています。このような継続的な支援活動が今回のような迅速な対応につながっていきます。

【過去の活動レポートはこちら】

令和6年奥能登豪雨災害支援活動に寄付をする

お振込みでのご寄付

以下の口座宛にお振込をお願いいたします。
※お振込用紙の通信欄または、ATMのメッセージ欄に「奥能登豪雨支援」と記載ください

ゆうちょ銀行からお振込みの場合
銀行名:ゆうちょ銀行
口座名義:特定非営利活動法人ジャパンハート
口座番号:00910-3-166806

ゆうちょ銀行以外の金融機関からお振込の場合
銀行名:ゆうちょ銀行
預金種目:当座
金融機関コード:9900
支店名 〇九九店(ゼロキュウキュウ)
支店番号:099
口座番号:166806

※認定NPO法人であるジャパンハートへのご寄付は、税制優遇措置の対象になります。
(寄付金額-2,000円)×40% の額が所得税から控除されます。(税額控除方式)

※本活動に必要な資金を上回る寄付をいただいた場合、今後の緊急救援活動やその準備など、ジャパンハートのその他の活動にあてられます。また、活動状況や資金調達状況に応じて、本募金の受付を予告なく終了する場合があります。
※領収書については こちら をご確認ください。

ジャパンハートのこれまでの主な国内災害支援・対策活動

ジャパンハートの災害支援・対策セクションでは、国内外で発生した大規模災害に対応し、緊急医療支援を実施しています。

2011年3月~2014年3月 東日本大震災緊急支援

新型コロナウイルス感染拡大への緊急支援活動へのご寄付を募集開始~私たちに今できること~3月17日に被災地へ入り、全国から医師・看護師、一般ボランティアを募り、ジャパンハートとして国内初の緊急医療支援活動を行いました。派遣したボランティアの数は450名を超えました。
現地では、避難所の巡回診療、医療物資の運搬、被災者の心のケア、ボランティアの派遣等を実施しました。
また、地域開業医の方々をサポートするため、石巻に土日のみ営業するジャパンハートこども・内科クリニックを開院し、約3年間にわたり地域医療を支えました。

2016年4月 熊本地震緊急救援

熊本市南区の医療対策本部に入り、医療救護班として避難所の医療巡回支援を行いました。その一方で、南阿蘇の老人介護施設に要介護避難者受け入れの要請が多数発生し、困窮している、と言う情報を受け、現地視察。自分たちの力で脆弱な高齢者を守る福祉避難所を申請した施設の要望にこたえ、看護師チームを派遣しました。

2020年4月~2022年9月 新型コロナウイルス感染症緊急救援

新型コロナウイルスと闘う人々を支え、医療崩壊を防ぐ1. 医療支援チームの派遣
長崎県から、「コスタ・アトランチカ」の乗組員への医療支援活動に対する要請を受けて4月29日~5月18日にかけて医療チーム(医師・看護師)を派遣したことを最初の人的支援活動として、2022年9月までの間に全国201か所の医療機関・福祉施設に対し、のべ485名の看護師を中心とする医療チームを派遣しました。

2. 医療用マスクの配布
「#マスクを医療従事者に」プロジェクトとしてクラウドファンディングやチャリティオークションを実施し、1万5千人の方から募った約1億5千万円の資金でマスク200万枚を調達。第一種指定感染症医療機関、三次救急医療機関、特定機能病院を中心とする合計726の機関にマスクを配送しました。

「コロナを正しく恐れる」ために必要な知識・技術を伝える3. 介護福祉施設への感染対策指導
全国の介護福祉現場で働く医療/介護従事者の方向けに、防護具の着脱や施設内のゾーニングに関する感染対策指導を実施しました。

■2021年 8月 令和3年8月豪雨災害緊急支援
佐賀県の武雄市および大町町の避難所への物的支援と感染対策指導、また地域の在宅避難者の方を巡回する保健衛生活動を実施しました。

■2022年 9月 台風14、15号緊急支援
台風14号により甚大な被害を受けた宮崎県に対し、救急救命士スタッフを派遣し物資の緊急支援を実行しました。また、台風15号により甚大な被害を受けた静岡県静岡市清水区に対し、医療チームを派遣し緊急物資支援を実施しました。

■2023年7月 豪雨で被害甚大な福岡県久留米市へ医療チームを派遣し、人的・物的支援実施
7月10日以降の豪雨により甚大な被害を受けた九州北部に翌11日より医療チームを派遣のうえ、福岡県久留米市にて支援ニーズの調査および人的・物的な緊急支援を実施しました。

今後も現場の支援ニーズを見極めながら、救援活動を継続的に実施していく予定です。

◆ホームページ、SNSでも随時情報を発信予定
ジャパンハートホームページ: https://www.japanheart.org/
X(旧Twitter):https://twitter.com/japanhearttokyo
Facebook:https://www.facebook.com/NGOjapanheart/?locale=ja_JP
Instagram:https://www.instagram.com/japanheart_tokyo/

(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート

(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート 2004年、国際医療ボランティア団体として設立された、日本発祥の国際医療NGOです。「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に活動しており、日本およびミャンマー・カンボジア・ラオスなどアジア諸国において無償で子どもの診療・手術を実施しその数は年間約34,000件に上ります。東日本大震災では450人を超える医療従事者を現地に派遣しました。また、新型コロナウィルス感染症拡大による医療崩壊を抑制するため、「#マスクを医療従事者に」プロジェクトを行い、クラウドファンディングで1万5千人の方から1億5千万円以上のご支援をいただき、200万枚以上のマスクを約700の医療機関に配布いたしました。

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