ジャパンハートは7月、ミャンマーからカンボジアに患者を移送して手術を行います。
クーデター後に医療者による命がけのボイコットが続くミャンマーでは、多くの医療機関が機能不全に陥っていて、今回の男の子も必要な治療を受けられずに来ました。
渡航費や治療費など、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。
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この命を救いたい 混乱続くミャンマーからの挑戦【前編】
この命を救いたい 混乱続くミャンマーからの挑戦【後編】
治療を受ける患者さん
アウン・カン・モー（2歳）
ミャンマー北西部・ザガイン地域出身。 胎児の頃にお腹の壁が正常につくられず、へその緒（臍帯）の中に腸などの臓器が入り込んだままの状態で生まれる「臍帯（さいたい）ヘルニア」を患っている。
本来であれば生後すぐに手術を受ける必要があったが、アウン・カン・モーが生まれたのはクーデターの直後で、ボイコットによって地域の医療機関は機能停止していました。
両親は1年以上にわたって自宅で経過観察を続けていたのですが、地域の人を通じてジャパンハートのことを知り、去年7月に初めて受診されました。
プロジェクトの実施背景
ミャンマーでは2021年の軍事クーデター以降、国公立の医療機関に勤める医療者たちが、軍事政権に反対してボイコットを起こし、2年以上が経った今もその影響が続いています。 もともとミャンマー国内の病院や診療所の多くが国公立で、高い医療費を払って民間の医療機関にかかれる一部の人を除き、必要な医療が届かない状態となっています。
ジャパンハートは2004年以降、ザガイン地域のワッチェ村の病院で医療活動を行っており、アウン・カン・モーは両親に連れられて受診してきました。
ジャパンハートは18歳以下の子どもは無料で診察し、手術も実施しているのですが、今回は症状が進行していることもあり、より設備が整った「ジャパンハートこども医療センター」（カンボジア）に搬送することになりました。 (写真はジャパンハートが活動するワッチェ慈善病院)
治療スケジュール
7月初旬 ・・・ ミャンマーからカンボジアに出国 「ジャパンハートこども医療センター」（カンボジア）入院
7月中旬 ・・・ 手術
※経過をみながら術後約1か月間、入院する予定です
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アウン・カン・モーとお母さん、 ジャパンハートの看護師2人の航空券代・カンボジア国内移動費
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入院費用含む
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治療期間のお母さんの宿泊費等