2019年11月、吹田ロータリークラブ様より小児用の柵付きベッドを計17台ご寄付頂きました。同クラブより15名様が当院にお越しになり、ジャパンハートこども医療センターにて贈呈式を執り行いました。
この度のご寄付によって、入院中の小児患者さんの転落事故のリスクを減らし、より安全に医療を届けることが可能になりました。ご寄付頂いたベッドは入院病棟と集中治療室(ICU)に設置しました。
入院病棟用ベッド(14台)
以前、小児病棟には、乳児用に10台の柵付きベッドがありましたが、それより大きなベッドは、柵なしの安価なものを使用していました。
柵付ベッドが足りないときは、やむをえず柵なしのベッドを小児患者さんに割り当て使用しています。しかし、医療スタッフが常に注意を払っていたにもかかわらず、柵がないために子どもがベッドから落ちかけてしまったことがありました。
【柵付きベッドの導入前の病棟の様子】
この度ご寄付頂いたベッドによって安心してケアを行えるようになりました。またマットレスの質も良く、患者さんにより快適な環境を提供できるようになりました。
【頂いたベッドを設置した病棟の様子】
ICU用ベッド(3台)
病棟用のベッドに加えて、ICU用のベッドもご寄付頂きました。
これまでは手術後24時間体制で管理するICUの患者さんに、病棟で使用しているベッドと同じ柵なしのベッドを使用していました。脚部が上がらないため、患者さんにとって最適な姿勢を保つことが難しい時もありました。ベッドの柵がないことで転落のリスクもありました。
【以前の集中治療の様子】
この度、ご寄付頂いたベッドは、背もたれと脚部が可動なタイプの柵付ベッドで、手術後の集中ケアが必要な患者さんに、体への負担を軽減し、安全にケアを行うことが可能になりました。
吹田ロータリークラブ様からのご寄付によって、カンボジアの子どもの患者さんによりよい医療を届けることが可能になりました。改めまして、この度は誠にありがとうございました。今後大切に長く使用させて頂きます。
【ご来訪頂いた吹田ロータリークラブ様との集合写真】