国際医療NGOである特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区 理事長:吉岡春菜)は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、昨日8日より沖縄県へ、本日より島根県へのクラスター支援を開始します。2020年4月以来、全国58自治体へ支援に入ってきたなかで島根県は初となります。
今回の緊急救援は、各県からの要請を受けて実施しました。派遣先は、沖縄県某郡と島根県浜田市の高齢者福祉施設です。当施設でクラスターが発生したことを受け、医療チームスタッフが現場の感染対策や陽性者対応に従事します。
ジャパンハートは今回の第7波において、早い段階から感染拡大していた沖縄県に4月より支援に入ったことを皮切りに、今日までの約4カ月間で全国36カ所への支援を実行しています。
ジャパンハート 新型コロナウイルス感染症拡大抑制の医療支援
1. 医療支援チームの派遣
2020年4月以降、クラスターが発生した全国各地の病院や介護福祉施設約180カ所に、のべ450名以上の医療チームを派遣しています。クラスターが発生した施設は職員の隔離などにより深刻な人手不足に陥り、福祉施設では少ない医療従事者で陽性患者の治療と感染管理が必要となります。そこで、レッドゾーンや夜勤に対応できるスタッフと感染管理を担当するスタッフをチームで派遣し、診療・介護体制の立て直しを支援しています。
2. 医療物資の配布
「#マスクを医療従事者に」プロジェクトを開始し、クラウドファンディングやチャリティオークションを実施。1万5千人の方から約1億5千万円の資金を募り、マスク200万枚を調達。第一種指定感染症医療機関、三次救急医療機関、特定機能病院を中心とする合計726の機関にマスクを配送しました。
3. 介護福祉施設への感染対策指導
全国の介護福祉現場で働く医療/介護従事者向けに、2020年6月から12月の約半年間にわたり、クラスター発生時に備えた感染症対策を指導。防護具の着用指導、施設内のゾーニングに関する指導を、2020年12月末までに、658法人、計1599名の参加者に対して実施しました。
4. 医療現場と支援を結ぶ「ジャパンハートソーシャルネットワーク」の構築
災害などの有事における日本国内の医療・介護現場の正確な状況把握、医療支援活動に協力する医療従事者同士の繋がりを強固にするための「ジャパンハート ソーシャルネットワーク」を2020年4月28日より開始。登録者数は950人に上っています。
詳細:https://www.japanheart.org/topics/press-release/200428.html
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特定非営利活動法人ジャパンハート
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