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都会ナースから離島ナースへ。奄美大島・徳之島で看護師の輪と可能性を広げるイベント開催

up 2024.06.28

日本発祥の国際医療NGOである(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区 理事長:吉岡春菜 以下ジャパンハート)は、国内の離島・へき地へ看護師を派遣する事業「RIKAjob(リカジョブ)」において、奄美群島・看護師支援プロジェクト「結の島ナース」との協働で、看護師・助産師向けイベント『世界遺産の奄美大島・徳之島で知る看護師・助産師離島スタディツアー』の開催を決定しました。

このイベントは、都心を中心に医療環境の整った地でキャリアを積む一方で「離島ナース」に興味をもつ看護師を対象に、「離島で暮らしながら地元の病院で働く生活を通じ、日本の地域医療に貢献する」という看護師としての新たな可能性が広がるきっかけとなるよう、スタディツアーとして開催するものです。

開催日は2024年10月24日(木)から26日(土)。場所は、RIKAjobで毎年多くの看護師を派遣している鹿児島県の奄美大島及び徳之島で、2021年に世界自然遺産に登録されて以降ますます人気が高まっている地です。奄美群島でのRIKAjob及び結の島ナースにおける累計派遣人数は350名に上り(2024年5月時点)、派遣を機に移住した看護師たちも働いています。


今回のプログラムには、両島の病院見学をはじめ、看護師長やRIKAjobから派遣された離島ナースたちと話す場も設け、「離島生活・離島病院のリアル」「離島ナースならではの喜びや苦労」といった参加者が気になる疑問に赤裸々に答えます。また、全行程に、勤務医時代に徳之島で勤務していた経験をもつジャパンハート創設者の医師・吉岡秀人も同行し、地域医療の課題や展望などを伝えます。

地域医療の現場では、設備などのハード面、マンパワーなどのソフト面ともに限られた環境で活動するため、看護師としての総合力が向上することも大きな特徴です。医師の判断ありきで動くのではなく、自分たちで判断して動く場面が多いこともあり、都心から来た人の多くがはじめは戸惑うものの、これまでとは異なるやりがいを感じ、離島ナースとしての人生を選択する看護師が昨今増えつつあります。

このイベントを通じて、日本の地域医療問題と向き合い、自身のキャリアやスキルアップをめざす全国から集まった志高い看護師たちの輪が広がり、各々が一歩踏み出すことで「日本の医療の届きにくいところ」でその地に生きる人々を救い、医療を担う一人としてより良い未来につながることを期待します。

RIKA job(リカジョブ)

国際医療NGOジャパンハートが、団体ミッション「医療が届かないところに医療を届ける」に基づき国内で展開する、離島・へき地看護師派遣プロジェクト。RIKAjobの名前の由来は、「RITOU-離島-」「IRYO-医療-」「KANGOSHI-看護師-」。都会で働く看護師が、医療者不足が深刻な地に暮らしながら地元の医療機関で働くことにより、日本の地域医療の課題解決に貢献するほか、看護師自身のキャリア・スキルアップや一人の人間として人生を見つめ直す機会にもつながっている。北は青森県・大間、南は鹿児島県・与論島まで、奄美諸島を中心に全国8県17施設へ看護師・助産師を派遣。2008年の始動以来、これまでの累計派遣者数は544名に上る(2024年6月時点)。
URL:https://rikajob.net/

徳之島ナース

徳洲会が運営する奄美大島の拠点病院による奄美郡島看護師支援プロジェクトで、各島にある計8病院への看護師派遣事業に取組んでいる。「結」とは、奄美で古くから受け継がれている言葉で、人と人との繋がりを大切にするという意味が込められている。
URL:https://www.yui-nurse.com/

■本件に関するお問い合わせ
特定非営利活動法人ジャパンハート/広報
担当:松本・上村
電話:03-6240-1564(平日10-17時)
メール:publicity@japanheart.org

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