特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区、理事長 吉岡春菜。以下、ジャパンハート)は、「ジャパンハートソーシャルネットワーク」に参画するライフスタイルアクセント株式会社(熊本県熊本市、代表取締役 山田敏夫。以下、ライフスタイルアクセント)より、新型コロナウイルス感染症患者の医療活動を行っている医療機関に対しライフスタイルアクセントが提供するファクトリエの抗菌・防臭シャツ200枚を無償で提供いただきました。
これまでも、ライフスタイルアクセントからは「衣料」と「医療」を掛け合わせた新しい支援の形を提供頂いています。
ファクトリエの抗菌シャツ200枚を、医療従事者のために無償提供
今回、「ジャパンハートソーシャルネットワーク」へいち早く参画いただきましたライフスタイルアクセントより、新型コロナウイルス感染症の拡大抑制のため、日々医療活動に従事する医療従事者へ、同社の主要製品である「衣料品」で支援したいと申し出があり、同社のブランド「ファクトリエ」のGoodBye菌加工を施した抗菌・防臭シャツ200枚を無償で提供いただきました。
医療現場では、新型コロナウイルス感染症患者の対応はもちろん、昼夜を問わず多くの患者を受け入れ対応に追われています。訪問看護では気温が高くなる季節も地域を回りながら各家庭を訪問し患者のケアを行っています。
このように、常に感染のリスクと隣り合わせになりながら日々医療活動にあたる医療者ですが、自身の家族への感染リスクを抑えるため、自宅へ帰らずに 病院やホテルで過ごす方が多いのが現状です。
また、感染リスクを回避するため、勤務時に着用していた自身のインナーやTシャツを廃棄しているという声も数多く聴かれる中、ライフスタイルアクセントは「最前線で働く医療従事者の皆様に少しでも役に立ちたい」という思いで、「衣料品」という側面から医療者の方を支援することを決定されました。
無償提供いただいた「ファクトリエ」のGoodBye菌加工を施した抗菌・防臭シャツは医療機関への提供を終え、手元に届いた医療者からは続々と感謝の声が届いています。
「衣料×医療」新しい支援の形を模索
今回衣料品での支援を頂いたライフスタイルアクセント 代表取締役 山田敏夫氏は、かねてよりジャパンハートの活動に共感し、様々な形でジャパンハートの活動を支援頂いています。
僻地離島へ看護師派遣を行う国内事業「RIKAjob(リカジョブ)」と大島紬
ジャパンハートが僻地離島へ看護師派遣を行う国内事業「RIKAjob(リカジョブ)」において、派遣先の一つである奄美大島では、医療人材のみならず、若者の人口減少や観光客の減少に伸び悩む現実がありました。
RIKAjobの活動を通してその課題を知ったジャパンハート創設者・小児外科医の吉岡秀人は、奄美諸島の伝統工芸品である「大島紬」の素晴らしさを多くの方に再認識してもらうことが観光客減少を食い止める呼び水になると考え、大島紬を使用した商品の開発や、大島紬の存続のために活動するNPO法人を立ち上げるなど、山田氏の協力を得て「医療」という枠を超え、新しい形で奄美大島での活動を展開しています。
ミャンマーで運営している児童養育施設「ドリームトレイン」とくまモンのぬりえTシャツ
また2019年7月には、山田敏夫氏とジャパンハートのアドバイザリーボードメンバーであるWEIN挑戦者FUND代表 溝口勇児氏ら、ジャパンハートの活動を応援いただいている六名の経営者がジャパンハートの活動地であるカンボジアとミャンマーを訪れました。
その際、ジャパンハートがミャンマーで運営している児童養育施設「ドリームトレイン」では、ファクトリエが熊本地震チャリティープロジェクト2018で制作した「くれよんでぬる、くまモンのぬりえTシャツ」をライフスタイルアクセントよりプレゼントいただき、多くの子どもたちとの交流を図っておられました。
「衣料」の分野で私たちジャパンハートの医療活動を支援して頂いているライフスタイルアクセントに支えられ、ジャパンハートでは、今後も「医療の届かないところに医療を届ける」ため、国内外問わず活動を続けて参ります。
「ジャパンハートソーシャルネットワーク」概要
ジャパンハートは、新型コロナウイルス感染症拡大により迫り来る医療崩壊を防ぐため、「#マスクを医療従事者に」プロジェクトを開始し、クラウドファンディングやチャリティオークションを通して約1万5千人の方から約1億5千万円の資金を調達しました。
その資金で200万枚の医療用マスクを調達し、700以上の医療機関に配布いたしました。
https://www.japanheart.org/topics/press-release/200428.html
一方で、医療機関へのマスクの提供を行う中で、マスクだけではなく、防護具を含む様々な 医療資材が不足していることに加え、医療機関が様々なニーズや課題に直面していることを 実感いたしました。ジャパンハートでは平時の時から様々な企業と医療機関をつなぎ、有事の際に迅速に医療機関からのニーズを吸い上げ、様々な支援の可能性を持つ企業とを速やかにつなぐことができるプラットフォーム「ジャパンハートソーシャルネットワーク」を 2020年4月28日に立ち上げ、7月29日現在、このプラットフォームの登録者数は834人に上っています。
https://www.japanheart.org/topics/press-release/200501.html
※「ジャパンハートソーシャルネットワーク」への登録は、医療機関(福祉施設等含む)に所属する医療従事者の方、また企業の方はどなたでもご参加いただけます。
※登録料、会費等は不要です。
※「ジャパンハートソーシャルネットワーク」に関するお問い合わせも、ジャパンハートまでご連絡ください。