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7月1日よりジャパンハートの新たなAC広告の展開が開始。日本国内外で「医療の届かないところに医療を届ける」活動16年、進化を続ける団体の未来

up 2020.07.02

特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区、理事長 吉岡春菜。以下、ジャパンハート)は2020年7月1日(水)より、2年目となる公益社団法人ACジャパン(東京都中央区、理事長 藤重貞慶。以下、ACジャパン)の「支援キャンペーン」による広告を開始いたします。

2年目となるAC広告を通して、多くの皆さまへ伝えたい想い

ACジャパンは、「広告活動を通じて国民の公共意識の高揚を図り、もって社会の進歩と公共の福祉に寄与すること※」を目的とし、様々な広告キャンペーンを展開しています。(※ACジャパンホームページより抜粋)

ジャパンハートは、その活動の公共性や社会的意義が認められ、ACジャパンが展開する「支援キャンペーン」に採択され、2019年7月1日に初めてのAC広告の展開を開始いたしました。2020年7月1日からは広告イメージを一新し、2年目となる広告が展開されます。

「いちばん格差があってはいけないのは、医療だ。」というキャッチコピーには、ジャパンハートのビジョンである「生まれた国や人種、政治や宗教、境遇を問わず、すべての人が、生まれてきてよかったと思える社会を実現する」ことを目的として日々国内外で医療活動を続けるジャパンハートの強い思いが込められています。

「医療」は、治療や手術などの直接的な医療だけを意味するものではありません。私たちは、「心を救うこと」そして「自分の人生と同じように、相手の人生を大切にする」姿勢で誰かと向き合い、誰かのために行動をすることも「医療」の形だと考え、医療者および非医療者もすべての人が広義での「医療」に関わることができるのだと考えています。
今回新たなAC広告がきっかけとなり、多くの方の心にジャパンハートの活動が届き、その社会的意義をご理解頂けることを期待しています。

ジャパンハートの活動のあゆみ


ジャパンハートは、創設者であり小児外科医の吉岡秀人が、1995年に単身ミャンマーに渡り医療活動を始めたことからスタートしました。徐々に賛同者が増え、2004年には「国際医療ボランティア団体ジャパンハート」を設立、2008年には「NPO法人ジャパンハート」、2011年には「認定NPO法人ジャパンハート」として国内外で医療活動を続け、今年(2020年)は、団体として活動を始めて16年目を迎えています。
ジャパンハートは日本をはじめミャンマー、カンボジア、ラオスにて、子どもから成人まで幅広い患者に対して医療活動を行い、18歳以下の子どもたちへは無償で診察、手術を行っています。また、日本で小児がんとご家族の旅行や外出をサポートするSmileSmilePROJECT、離島僻地へ医療者を派遣するRIKAjob(リカジョブ)、また日本を含むASEAN圏内での災害時に医療チームを派遣する国際緊急救援事業など、ジャパンハートの活動は多岐にわたっています。
治療件数は年間約3万4千件にのぼり、団体設立以降の総治療件数は23万件以上となります(2020年3月現在)。

多くの子どもたちの「命」と「心」を救うために


海外では貧困のため十分な治療が受けられないという理由で継続的な治療を断念せざるを得ず、日本であれば助かるはずの命が失われている現実があります。
そこで、ジャパンハートは2016年、カンボジアに「ジャパンハート医療センター(現・ジャパンハートこども医療センター)」を建設しました。
そこでは、小児固形腫瘍(小児がん)の治療、手術を行い、小児がんの手術を始めた2018年から約2年間で69人の小児がんの子どもたちを受け入れて手術や治療を行い、多くの命と心を救ってきました
これは多くの方からのご寄付と、活動に共感した日本の大学病院の医療チームが定期的に 海外の活動地を訪れ、高度な医療を提供してくれているほか、現地の医療者への技術移転なども行い、人材育成の分野でも尽力いただいているおかげです。また、医療者だけではなく、多くの学生や一般の社会人の方がボランティアとして海外に赴き、ジャパンハートの活動を支えて頂いています。
私たちが大切にしているのは「命と『心』を救う医療」。治療や手術などの直接的な医療はもちろん、非医療者であっても誰かの心を救うことができ、心を救うことも医療の大切な役割だと考えています。

さらに、ジャパンハートでは医療活動以外にも、カンボジアでは貧困のため就学をあきらめていた子どもたちに対し日本からの里親制度を設けて医療者を目指す学生を育てる「夢の架け橋」、ミャンマーでは両親をエイズで亡くし孤児になるなどした子どもたちを受け入れる養育施設「DreamTrain(ドリームトレイン)」の運営など、福祉の分野でも活動を行っています。

ジャパンハートが目指す未来


2020年、世界が新型コロナウイルスの脅威にさらされる中、今まで日本国内外でジャパンハートの活動を支えてくれた多くの医療者を救いたい、また医療に携わる団体として、日本の医療崩壊を防ぎたいという強い思いから、「#マスクを医療従事者に」プロジェクトを行い、クラウドファンディングで約1万5千人の方から1億5千万円以上の寄付を頂き、現在までに700ヵ所以上の医療機関にサージカルマスクを届ける活動を行いました。
現在は国内の医療機関からの要請に応じ、新型コロナウイルス感染患者の治療を行う医療機関への医療者派遣、さらに介護福祉施設にて感染拡大防止のため正しい防護具の着脱方法に関するレクチャーを行うなど、地道な活動を続けています。
ジャパンハートは今後も日本国内外問わず、「医療の届かないところに医療を届ける」活動を続け、すべての人が生まれてきてよかったと思える社会を実現するため、多くの皆様に支えて頂きながら、歩みを止めることなく活動を続けて参ります。

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