2024年も残りわずかとなりました。
皆様には本年も活動を温かく見守っていただき、心より感謝申し上げます。
今年は、私たちの活動の根源地であるミャンマーの情勢変化による影響、
年初に発生した能登半島地震、カンボジアの新病院建設プロジェクトなど、
振り返りますと怒涛の一年である一方、支援者の皆様にたくさん応援いただいた一年となりました。
特に能登半島地震では、年初から4月20日までの間に避難所や診療所への医療者派遣、輪島市門前地域の避難所巡回診療を継続いたしました。
そして現在も、地元の保健師と連携し、仮設住宅で過ごしている方々の交流の場作りを通して心身両面の健康ニーズに応えるべく、スタッフとボランティアが一丸となって活動を継続しております。
来年も、地域の方々の不安が和らぐまで能登での活動を継続していきます。
カンボジアの新病院は来年10月のオープンに向けて建設がスタートいたしました。
2016年5月にオープンした現在の病院では、2018年6月から小児がん治療にターゲットを当て、これまでに多くの子どもたちの命と向き合ってまいりました。
新病院は病床を増やし、小児がんだけではなく幅広い小児疾患をターゲットにできるよう全力で取り組んでまいります。
そして新病院は病気でなくても子どもたちが訪れたくなるような工夫を凝らした施設にしたいと考えております。
どのような病院になるか、ぜひ楽しみにしていただけますと幸いです。
私たちは国内外問わず、目の前の子どもたちと向き合うことを20年間、連綿と繰り返してきました。
これからも医療や福祉、教育など手段にこだわることなく、目の前の子どもたちや家族、職員や支援者の皆様、ジャパンハートに関わる人すべてが生まれてきてよかったと思える瞬間が増えるように、引き続き精進していきたいと考えております。
より一層尽力してまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
2024年12月31日
特定非営利活動法人ジャパンハート
理事長
吉岡春菜
