ジャパンハート事務局長の佐藤です。
今年も残すところ、あと数日を残すのみとなりました。
皆様にとって、今年はどんな一年だったでしょうか。
先日皆様にお届けしたお手紙でも述べさせていただきましたが、
2022年のジャパンハートは
パンデミックや情勢不安により制限をうけていた様々な活動が、
規制緩和やスタッフたちの尽力により、無事に再開を果たしました。
ミャンマーとラオスでは約2年半ぶりの集中的手術活動を行うことが叶い、
待ちわびていた日本人外科医の来訪に多くの患者さんが遠方から足を運び、
そして笑顔で故郷へと帰っていきました。
写真の男の子は、7月にミャンマーで手術を受けたジューラインピョー君。
クーデターの影響で病院を移るうちにお金が尽きてしまい、そんな矢先に
ジャパンハートのことを知り、以来1年間この日を待ち続けていました。
彼のようなジャパンハートが最後の砦である人々のために、
私たちは来年以降も「どんな患者も見捨てない医療活動」を続けてまいります。
30,000(名・社・団体)以上の活動をご支援頂いた皆様、
活動実施のために様々なサポートを頂いた皆様、
今年も誠にありがとうございました。
また、今この瞬間も現場でいのちに向き合いつづける、
205名のジャパンハートの日本各地、
ミャンマー、カンボジア、ラオスのスタッフ(ボランティア・インターン含む)たち、
そして今日を迎えるために関わって下さった全ての方々に心よりの感謝を込めて。
苦しんでいるひとを、困ったひとを助けたいという気持ちは、生まれた時から、私たちの本能の中に眠っているもの。
この思いをつなげて、この思いがつながって、目の前の世界を一つずつ変化させている。
逆風で押し戻されることがあっても、また立ち上がり歩みを進め、あきらめない。
最後まで絶対あきらめない。
この信念とともに、来る年も皆さまと歩んでいければ幸いです。
明日からも引き続き、
国内外を問わずに私たちが出来ることを考え、
この世界、社会の未来に「希望」を見つけ出しては、
一つひとつ灯りをともし続けていきます。
今現在困難な環境におられる方々にも、どうか少しでも穏やかな気持ちで過ごせる時間が訪れますように。
2023年もジャパンハートを何卒、宜しくお願い申し上げます。
2022年12月31日
特定非営利活動法人ジャパンハート
事務局長
佐藤 抄 拝