本年も残すところ、あとわずかとなりました。
皆様にとって、今年はどんな一年だったでしょうか。
ジャパンハート事務局長の佐藤です。
ジャパンハートでは、今夏、カンボジアで建設する新病院（ジャパンハートアジア小児医療センター）のためのクラウドファンディングや
関連イベントを多数開催し、皆様に直接お目にかかる機会を頂戴することが増えました。
ご支援くださる皆様と直接お目にかかる中で、生まれた国の違いで起こる生存率の差をなくし
「命の格差をゼロにする」という私たちの挑戦を信じ、応援してくださる声に、涙が出るほど有難く、勇気づけられています。
また、私たちが団体創設当時から活動を続けるミャンマーでも、政変後の情勢が全く落ち着く気配がなく、厳しい状況が続いています。
それでも、私たちを頼り、訪れてくれる患者さんに、政変前も後もできうる最大限の医療とケアを提供し続けること、
それが私たちの理念そのものを体現することであり、人が共に生きるという事であり、今、我々が担うべき役割だと強く、感じています。
ジャパンハートを応援し、活動をご支援頂いた皆様、活動実施のための様々なサポートを頂いた皆様、今年も誠にありがとうございました。
また、今この瞬間も現場でいのちに向き合いつづける、191名のジャパンハートの日本各地、ミャンマー、カンボジア、ラオスのスタッフ(ボランティア・インターン含む)たち、
そして今日を迎えるために関わって下さったすべての方々に心よりの感謝を込めて。
苦しんでいる人を、困った人を助けたいという気持ちは、生まれた時から、私たちの本能の中に眠っているものと信じています。
この思いをつなげて、この思いがつながって、目の前の世界を一つずつ変化させている。
逆風で押し戻されることがあっても、また立ち上がり歩みを進め、最後まで絶対にあきらめない。
この信念とともに、来る年も皆様と歩んでいければ幸いです。
明日からも引き続き、国内外を問わずに私たちができることを考え、この世界、社会の未来に「希望」を見つけ出しては、一つひとつ灯りをともし続けていきます
今現在世界各所で困難な環境におられる方々にも、どうか少しでも穏やかな気持ちで過ごせる時間が訪れますように。
これからもジャパンハートを何卒、宜しくお願い申し上げます。
2023年12月31日
特定非営利活動法人ジャパンハート
事務局長
佐藤 抄 拝
