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【ACジャパン支援キャンペーン開始記念企画】ナースインタビュー~看護師・小鯖貴子編~

up 2024.08.14

一人ひとりの患者とその家族に向き合うことを信条とするジャパンハートの医療現場では、彼らに最も近い看護師の存在がとても大きく大切であり、その評判から日本中の看護師さんがジャパンハートに興味を持ち活動に参加しています。この企画ではこれまで3人のドクターのインタビューを紹介してきましたが、今回は5年間活動し、現在はその経験を活かして日本で新たな挑戦をする看護師を特集します。

~看護師・小鯖貴子interview~

ジャパンハートでの活動内容について

2015年から5年間ミャンマー・カンボジアでの看護師としてのボランティア活動とラオス駐在スタッフとして医療プロジェクトの立ち上げや運営/実施を行ってきました。現在は東北大学病院臨床研究推進センターバイオデザイン部門が窓口となっているプログラム(アカデミック・サイエンス・ユニット ASU)で医療機器やサービス開発のための企業様の医療ニーズ探索支援をしています。

ジャパンハートの海外活動に参加しようと思った理由は?

東日本大震災の際に自分の地元の支援に入られたボランティア団体の方とお会いし、ボランティアに興味を持ちました。当初は災害支援をしたいと思いジャパンハートに入りましたが、常に医療が届かない開発途上国の現状を知り、海外活動に参加したいと思うようになりました。

途上国の現場での経験が、今の国内での医療現場で活かされていると思う/思ったことは?

ラオスでのプロジェクトでは、プロジェクトの立ち上げ・運営を通して現地の方々が何を求め、本質的に何が求められているのか、自分たちが提供できることは何かを徹底的に考える経験をさせていただきました。プロジェクトを動かす中で、現地とのズレが生じたときに自分が日本というフレーム(バイアス)で現地を見ていたことに気づくなど貴重な学びがあり、現在の日本の医療現場ニーズを抽出する際にも、バイアスに捉われずに人が本当に何を求めているのか探求することに活かされています。

海外に行った前と後で変わった、ご自身の考えや課題意識があればお聞かせください。

開発途上国の医療に触れて、“なぜ医療が届かないのか”という課題と向き合うことを通して、現場医療だけでなく国の制度や教育課題にも視野が広がりました。また 日本以外の医療を知ることで、改めて日本の医療の特徴や素晴らしさも実感しましたし、日本の医療課題へも視点を向けるきっかけになったと思います。

今回のACジャパン広告キャンペーンのテーマは”つながっている”です。ご自身にとって、医療において途上国と日本とで”つながっている”と思うものはありますか?

私のボランティア参加のきっかけは東日本大震災でしたので、世界から支援をいただき、日本は世界とつながっていることを震災時に感じていました。開発途上国のラオスからも支援があったことは、現地駐在してから知りました。実際に現地で活動をしてみて、“支援する/される”の関係性以上に人と人とが知り合い、一緒に医療課題の解決を目指す同志になること、そして何かあったら“大丈夫?”と国を越えて想い合えるつながりを作ることが大事なのだと思っています。

▼7月1日より新たなACジャパン支援キャンペーンがスタート
ナレーションに江口洋介氏 ―東南アジアでの活動と日本の医療の「つながり」を描く―

https://www.japanheart.org/topics/press-release/240701_acjapan_newad_japanheart.html

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