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【ACジャパン支援キャンペーン開始記念企画】ドクターズインタビュー~医師・森田皓貴編~

up 2024.07.17

ジャパンハートの海外活動に参加する日本人スタッフは、国内の病院で暫く勤務医として働いたのちに海を渡る医師が多いですが、なかには20代で研修を終えてすぐに途上国の医療現場に足を踏み入れた若き医師もいました。今回は、カンボジアの病院でとある患者の子との出会いをきっかけに形成外科医を目指し、現在は日本で奮闘する森田皓貴先生に迫ります。

ジャパンハート 森田医師

患者さん・ジャパンハートの同期とともに※森田医師(右)

~医師・森田皓貴interview~

ジャパンハートでの活動内容と現在について

初期研修2年間修了後ジャパンハートに参加し、カンボジアで2年間活動しました。専門は特になかったので、外来での診察、手術、麻酔など、なんでも行いました。ジャパンハートでの経験から形成外科を志し、現在は名古屋大学病院で研鑽を積んでいます。

ジャパンハートの海外活動に参加しようと思った理由は?

もともと医師を志したきっかけも、吉岡秀人先生の情熱大陸をみて感銘を受けたからでした。どの時期に参加するかは迷いましたが、今後医師としてどの様なキャリアを歩むかを考えるためにも早い時期に参加を決めました。

吉岡との手術※右から二人目が森田医師

途上国の現場での経験が、今の国内での医療現場で活かされていると思う/思ったことは?

現場でさまざまな患者さんと出会いましたが、私が一番記憶に残っているのが、生まれつき顔の異常がある子に対して日本からの形成外科チームが治療し、その子が笑顔で家へ帰っていった様子です。その子はきっと、治療を受ける前よりも明るく人生を生きていけるのだろうと感じました。この経験から私は形成外科医を志すことに決めました。ジャパンハートでの経験があったから、今の自分があります。

海外に行った前と後で変わった、ご自身の考えや課題意識があればお聞かせください。

日本ではガイドラインなどに沿った治療を患者に提供することが大切だと思っていましたが、カンボジアにでさまざまな背景を持つ患者さんに出会い、理想的な治療を行うことが難しい場面によく遭遇しました。病気だけを見て「こうしなさい」と治療を押し付けるのではなく、患者さんの背景を考えて、その患者さんや家族と一緒に最適な治療方法を考えておこなっていくことが大事だと、医療のあり方を考えさせられました。

今回のACジャパン広告キャンペーンのテーマは”つながっている”です。ご自身にとって、医療において途上国と日本とで”つながっている”と思うものはありますか?

【ACジャパン支援キャンペーン開始記念企画】ドクターズインタビュー~医師・森田皓貴編~途上国でも日本でも医療の根本は一緒で、病気によって困っている人を助けるのが医療であり、環境は違えど途上国でも日本でも医療者はただただベストを尽くしています。

▼7月1日より新たなACジャパン支援キャンペーンがスタート
ナレーションに江口洋介氏 ―東南アジアでの活動と日本の医療の「つながり」を描く―

https://www.japanheart.org/topics/press-release/240701_acjapan_newad_japanheart.html

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