全国的に今年最大の大雨予報がでていた、5月20日(月)、キッザニア甲子園様のご協力のもと、6組23名のお子さまとそのご家族をご招待してイベントを開催しました。
今回は、このイベントの趣旨にご賛同し支援いただいている、シスメックス株式会社様より社員ボランティア8名、学生ボランティア4名、看護師ボランティア3名、カメラマン1名、そしてジャパンハートスタッフ吉岡春菜医師と岸川看護師、伊藤の3名、合わせて42名での開催となりました。
毎回、キッザニア初めてのお子様もリピーターのお子様にも安全に楽しんでいただけるよう、イベント運営をしていますが、キッザニアに行こうとしていた矢先に病気がわかりキャンセルしたことがあったので、今回のイベントをとても楽しみにしていたとお話してくださるご家族もいらして、準備にも熱が入ります。
お仕事についての説明を受けて、入口で集合写真を撮ったらいよいよお仕事体験です。子どもが主役の街キッザニア、夜を思わせる薄暗い室内にワクワク感が高まります。それぞれがやりたいお仕事めざし始動です!
消防士やマジシャン、パイロット、美味しそうなパンやソーセージを作る工房などなど…ユニフォームにお着替えをしてのリアルなお仕事体験は、子ども達の知的好奇心をくすぐるようです。どの子もみんな良い笑顔。
子どもが病気になった時、その病と闘っているのは、病気になった子どもだけではありません。そのきょうだいも、家族も、みんなで一緒に病気に向き合っています。入院・治療中は、兄弟姉妹もはなればなれになって、お互い我慢や寂しい時間を過ごしていたけれど、今日はみんな一緒です。きょうだいで同じお仕事ができて、とても楽しそう。それを見守るご両親の顔もほころびます。そして、そんなご家族に寄り添うボランティアさんにも、温かい時間が流れます。
「再発しても、いろんな経験があると、そこからまた大変なことをのりきる力が付くはずと思ったりしているので、今日させていただいた経験はとてもありがたかったです」そんな言葉を参加したご家族からいただき、ボランティアさんも私達も、大切な家族の時間を共有できたことを嬉しく思っています。
体力、体調面での不安、人混みに行くことへの不安が少しでも軽減し、楽しい体験がひとつでも多くできるよう、また楽しい思い出がひとつでも増えるようにこれからもサポートしていきたいと思います。
イベントに参加してくれたお子さまとご家族様、ご協力いただいたキッザニア甲子園スタッフの皆様、ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。ご支援いただいた株式会社シスメックス様に心より感謝いたします。
SmileSmilePROJECT 伊藤和子