SmileSmilePROJECT 3月のミッションは、大阪にある4つの病院へ星空と宇宙旅行をお届けすることでした!
星つむぎの村という団体のみなさんと一緒に、沢山の入院中の子どもたちや付き添いのご家族の方に宇宙旅行をプレゼントすることができました。
訪問した4つの病院それぞれの、当日の様子をご紹介したいと思います。
★14日☆大阪市立大学医学部附属病院★
院内学級に黒いドームをセッティングし、各上映4~5人の子どもたち、付き添いの方と病院スタッフも一緒に星空を見上げました。
プラネタリウムの後は、星座のカードのワークショップとタリーズコーヒーさんのコーヒーサービスを開催。
夢中になって何枚も星座カードを書いているお子さんが…理由を聞くと、ご両親やきょうだいにカードをプレゼントする!とのこと。感謝のメッセージを添えていました。
一方、タリーズコーヒーの方は大人たちで賑わっていました。コーヒーの香りに満たされたお部屋で、医師や看護師がコーヒーを飲みながら談笑する様子に「医療者の普段みられない顔がみれた」とつぶやいた参加者の一言が心に残っています。
子どもたちがドリップして、お父さんに飲んでもらう姿もありました。
★15日☆淀川キリスト教病院★
こどもホスピスでは子どもたちが全員で一緒に参加するということを大切にしているそうです。そのため今回はドームではなく、皆が入れるようプレイルームに暗幕をはる大仕事。
上映後、子どもたちに「星きれいだったね、楽しかったね」と声をかけると、ぱあっと笑顔が咲いていました。
星座カードもひとつひとつ心を込めて作成し、ひとりひとりに手渡しでプレゼントしてくれました。
中にいたボランティア看護師から聞いた話ですが、上映中モニター音や痰がらみの音などが全くなくとても静かだったそうです。興奮していた子どもも最後には落ち着いて天井の星を指差していたそうです。病院スタッフの方が万全の準備をして下さっていたのもあると思いますが、もしかしたらこれがプラネタリウム療法なのか?!と新たな発見に感動しました。
★22日☆大阪大学医学部附属病院★
病棟内会議室にドームを設置、隣の部屋で星座カードのワークショップをしました。
病院スタッフの計らいで、招待券を片手に集まってきた子どもたち。チケットを持って、宇宙旅行に行くってなんだか特別ですよね。「宇宙服はないの?」という質問も飛び出し、子どもたちのわくわくが伝わってきました。集まった時には点滴をしている子どもたちが多かったのですが、複数の医師が駆けつけてほぼ全てロックするという迅速な対応。病棟全体としてプラネタリウムを楽しめるように盛り上げる姿勢がとても印象的でした。
★23日☆大阪母子医療センター★
外来待合スペースにドームを設置。ワークショップは星座カードに加え、地球ごまを実施しました。
外来待合で開催した理由は、きょうだいにも一緒に参加してもらいたいから。入院しているとなかなか一緒に遊ぶことができないですが、この日ばかりはプラネタリウムもワークショップも一緒に楽しんでいました。
筒にシールをはって回すと地球が見えてくる不思議なこまも大盛況でした!
1~2家族毎の上映だったので、比較的アットホームな雰囲気の中、SSPスタッフも子どもたちやご家族さんとゆっくりお話をすることができました。
『病院がプラネタリウム』という企画は、SSPとしては去年関わり始めたばかりです。
この企画の素晴らしいところは、病院にいる子どもたちに楽しい思い出を届けるだけでなく、星を見上げながら共有する時間とその場の一帯感が不思議と心満たされる空間になること!ただ星空を投影するのではなく、星を見ながら「宇宙旅行楽しかったね」「笑顔がみられて幸せだね」「みんなのいのちは星のかけらでできているんだね」と改めていのちについて考えを巡らせ、人と人がつながっていく時間づくりを目指していきたいと思っています。
星つむぎの村のみなさん、各病院スタッフ・関係者のみなさん、シスメックス社員ボランティアのみなさん、SSPボランティアのみなさんありがとうございました。
星つむぎの村webサイト
http://hoshitsumugi.main.jp/web/
今回の企画ではシスメックスの社会貢献ポイント制度によるご寄付を活用させていただきました。
ご協力ありがとうございました。
SmileSmilePROJECT担当 金