ジャパンハートでは、11月上旬よりインドネシア スラウェシ島地震および津波で甚大な被害を受けたパル市周辺のエリアで、現地医療チームのサポートと物資配付による支援を行っています。
毎日30度を超える厳しい暑さの中、家を失った方々はテントの中で共同生活を行なっています。地震後から咳が続いている子どもや津波のトラウマで病院に通えなくなってしまった慢性疾患を抱える患者さん。地震や津波、液状化で目の前で大切な人たちを失って、心に大きな傷を抱えている人たち。今後の生活への不安や長引く避難生活での疲労が蓄積し、それが様々な体の変調を引き起こしているようです。
このような人々が多く避難している地域を巡回し、食料や衛生用品の配布、現地医療チームが診療を行なうためのサポートなどを行いました。
また、診療活動のサポートの傍ら、子どもたちと日本から持参した長縄跳びや風船、ボールや手品などで一緒に遊ぶ活動も行いました。言葉が通じなくても無邪気に笑い、一緒に遊んでくれる子どもたちの笑顔を見て大人にも自然と笑顔が広がっていました。私たちボランティアは慣れない環境下での医療支援活動で、大変なことが多くありましたが、そのような光景からたくさんの希望と元気をもらいました。
被災地はまだまだ支援が足りていない地域も多いのが現状です。
被災地の医療の届かないところに医療を届けるために、引き続き皆様のご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
この活動はジャパン・プラットフォームの助成金と皆様からのご寄付で実施しています。