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【ACジャパン支援キャンペーン開始記念企画】助産師インタビュー~山下翔子 編~

up 2024.10.08

ジャパンハートでカンボジアの周産期事業に取り組んでいた、山下助産師。「たとえ、最適な医療が患者に届けられなくても、せめて心は救いたい。」そう願う彼女の想いをご紹介します。

中央:助産師・山下翔子

~助産師・山下翔子interview~

ジャパンハートでの活動内容について

2016年から1年半、ジャパンハートでカンボジアの周産期事業に取り組んでいました。
現在は、日本に帰国し、夫の事業の手伝いや他企業でカンボジア事業のサポート業務などを遠隔で行っております。

ジャパンハートの海外活動に参加しようと思った理由は?

助産師になったらいつか世界のお産をみてみたい、そう思っていたのがきっかけです。
色々調べる中で、医療者として直接医療を海外で提供できる方法が限られていることに気付き、ジャパンハートにたどり着きました。

途上国の現場での経験が、今の国内での医療現場で活かされていると思う/思ったことは?

日本では救えるはずが救えない命にたくさん出逢い、悔しい思いもしてきました。高度な医療技術や知識はすぐに海外で役立たないこともあることも知りました。たとえ、最適な医療が患者に届けられなくても、せめて心は救いたい。その気持ちは今も忘れずに、自分のベストを尽くしたい気持ちで日々過ごしています。

海外に行った前と後で変わった、ご自身の考えや課題意識があればお聞かせください。

日本での経験や知識、常識が海外ですべて通じるわけではないと思うことを何度も経験しました。そのたびに、自分はなんと小さな価値観の中で生きていたのだろうと、気づき成長するチャンスをもらってきました。歴史や文化が違うことで、考え方や思いもそれぞれに違う、そんな当たり前なことを改めて気付き、違いを楽しめるようになったと思います。

今回のACジャパン広告キャンペーンのテーマは”つながっている”です。ご自身にとって、医療において途上国と日本とで”つながっている”と思うものはありますか?

カンボジアでともに働いてきたカンボジア人助産師たちの成長や自分がお産に立ち会った赤ちゃんの成長を聞いたりすることで、自分の行ってきたことが次に繋がっていると思うことがあります。現地で活動し続けることだけがつながりではなく、あの時一緒に過ごした時間は決して途切れるものではないと感じています。

▼7月1日より新たなACジャパン支援キャンペーンがスタート
ナレーションに江口洋介氏 ―東南アジアでの活動と日本の医療の「つながり」を描く―

https://www.japanheart.org/topics/press-release/240701_acjapan_newad_japanheart.html

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