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小児がん治療プロジェクトinラオス 始動へ ~九州大学小児外科などの医療チーム本格始動前に現地視察~

up 2023.06.15

国際医療NGOである(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区 理事長:吉岡春菜 以下ジャパンハート)は、九州大学小児外科などの医療チームのご協力をいただき、ラオスにおいて新たに小児がんの治療プロジェクトを開始することになりました。今回、来年初旬の本格始動を前に、田口智章・学校法人福岡学園 福岡医療短期大学学長と猪股裕紀洋・独立行政法人労働者健康安全機構 熊本労災病院院長のお2人が首都ビエンチャンのこども病院などを視察に訪れました。

(写真左)右から3人目が田口智章医師。右から2人目が猪股裕紀洋医師。左から3人目が院長のDr. Sommanikhone(ソマニコン先生)。左から2人目が副院長のDr.Chayphachanh(チャイパチャン先生)

【概要】
ラオスは東南アジアの中で最も5歳未満の子どもの死亡率が高い国です。国際機関の尽力などを背景に、ラオスの子どもたちを取り巻く医療環境は少しずつ改善されつつありますが、小児がん治療などの高度医療を担う医療者の育成は依然として大きな課題となっています。

そうした中でジャパンハートは、ラオスの現地医療者の育成強化に乗り出します。今回の新プロジェクトでは、九州大学小児外科医を中心とする医療チームのご協力をいただき、首都ビエンチャンのこども病院において小児がん治療と医療者育成の取り組みを行います。具体的には、肝臓がんをはじめとする小児の「固形がん」の治療に焦点をあて、現地での手術活動(年2回を予定)やオンライン指導(月1回を予定)を通して、現地の医療者に最先端の技術や知識を伝えることを目的としています。

来年初旬のプロジェクトの本格始動を前に、今月、医療チームに関わってくださる田口智章・学校法人福岡学園 福岡医療短期大学学長と猪股裕紀洋・独立行政法人労働者健康安全機構 熊本労災病院院長が現地を視察に訪れました。両医師は2日日間の滞在中、手術活動のほか、病棟やPICUなどの医療設備の確認や現地医療者との意見交換を行いました。ジャパンハートは今回の視察結果も踏まえ、新プロジェクトを通してラオスの小児医療を支えていけるよう、準備を進めてまいります。

本件に関する取材のお問い合わせ

特定非営利活動法人ジャパンハート
担当:松本
電話:03-6240-1564
メール:publicity@japanheart.org

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