11月21日、初のオンライン開催となった、在ミャンマー日本国大使館・国際交流基金ヤンゴン日本文化センター・ミャンマー元日本留学生協会(MAJA)共催「第21回日本語スピーチコンテスト」が行なわれました。
今年は、昨年優勝を果たした女の子の妹がコンテストに挑み、家族や周囲の人への想いが溢れるスピーチを行い、準優勝を果たすことができました。
練習風景。本番同様、何度もオンラインでリハーサルを行ないました
コンテストの後、最もスピーチを届けたかった人である母に電話をした彼女は、開口一番こう尋ねたそうです。
「お母さん、今日は何の日かわかる?」
母の答えは、
「もちろん!お祝いの日でしょう。」
お母さんは、彼女が必ずやり遂げることを確信しながら、この電話を待っていたのです。
練習中には、家族への思いが募り恋しさから涙を流すこともありましたが、このエピソードを語ったときの彼女の目には、喜びの涙が浮かんでいました。
本番当日、みんな緊張しながら結果発表を待ちました
日本語スピーチコンテストの感想
*ページ下部には、スピーチの動画も掲載しています。
私は、日本国大使館と国際交流基金ヤンゴン日本文化センターとMAJA(ミャンマー元日本留学生協会)の共催による、第21回日本語スピーチコンテストに出場しました。テーマは、「みんなを幸せにしたいという、私の想い」でした。私は、6年間村に帰ることができていないので、スピーチの原稿を考え始めたときには、家族を思い出して泣いてしまいました。
練習している最中は、大変でした。私は、あまり日本語で話をしてきませんでしたし、質疑応答も苦手でした。練習のとき質問をされると、ちゃんと答えられないので、質問が怖かったです。でも、どうして、どうしてと、一つずつ考えると、質問の答えがわかるようになりました。
また、発音の抑揚を綺麗にするために練習をしたときも、なかなか難しかったです。普段は、週に二回だけ練習をしたけど、本選の一週間前は毎日練習がありました。(個人練習は、毎日行なっていました。)
私は、スピーチ以外にも、Dream Trainの子どもたちにコンピューターを教えたり、日本語検定試験一級の勉強もしなければならなかったので、そのときはとても大変でした。
今回のコンテストは、コロナがあるのでオンラインで行なわれたけれど、本選の前の日に子どもたちの前でリハーサルをしたり、ZOOMで日本人の人たち(ジャパンハートスタッフ)に私のスピーチを見てもらいました。緊張したけれど、リハーサルができたので、良かったと思います。
当日は、オンラインでしたが、近くに先生や日本人スタッフ、姉と友だちがいてくれたので、とても良かったです。賞をもらって、家族に電話をしたら、とても喜んでいました!
みんなの前で(オンラインではない状況で)スピーチをすることはできなかったけれど、スピーチの動画がミャンマー語の字幕の付いた状態でMAJAのFacebookページに上がるそうなので、家族は私のスピーチを見ることができるし、ミャンマーの字幕があるので見たら意味がわかるので、「とても良いなぁ~(嬉しいなぁ~)」と思います。
みんなが応援してくれましたし、準優勝をもらうことができて、私は大変さを乗り越えた甲斐があったと思っています。最後まで応援して、助けてくれた皆さんに感謝しています。
ぜひ動画をご覧ください
家族や周囲の人への想いが溢れる温かいスピーチの様子は、ぜひこちらからご視聴ください!
子どもたちの日々の様子をアップしています。ぜひご覧ください!
Dream Trainインスタグラム
https://www.instagram.com/dreamtrain_yangon/?hl=ja
Dream Train You-Tubeチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=PCVE0fBt5Ew&t=9s
▼プロジェクトの詳細はこちらから
Dream Train 子どもたちの夢や未来を育む養育施設