活動レポート

← 活動レポート:トップへもどる

【養育施設Dream Train/ミャンマー】2024年、Dream Trainの1年を振り返って

up 2024.12.27

2024年も、残すところわずかとなりました。
今年の春に新たに入所した子どもたちも、Dream Trainでの生活にすっかり馴染み、仲間たちと一緒にグラウンドを駆け回ったり、勉強したりする姿が見られるようになりました。一方で、来年の春にはDream Trainを卒業し、それぞれの新たな道を歩み始める子どもたちもいます。元気に遊ぶ姿を見ていると、その別れが少し寂しくも感じられます。
そんな子どもたちですが、最近はさまざまな成果を挙げる子が増えてきています。

5名の子どもが大学に進学、教育の成果が実を結ぶ

2024年、Dream Trainの1年を振り返って2024年度は5名の子どもが大学に進学しました。そのうち2名は全日制の大学において上位10位以内の成績で入学し、既に寮生活をスタートしています。近年、大学進学者の数が増加しており、教育への取り組みが実を結び始めています。特に、難化する大学入試において優れた成績で合格したことは、後輩たちにも良い刺激を与えています。
また、勉強が得意ではない子どもも職業訓練をコツコツと受け、自分に合った職を見つけ、自立に向けた基盤を整えています。学業だけでなく、自らの人生を主体的に切り開こうとする子どもたちの姿を見るのは、とても嬉しいことです。

全員で学びを深める環境へ

2024年、Dream Trainの1年を振り返って小中学生の中にも、優秀な成績を収めて進級した子どもたちが複数名います。
公立小学校では3名が学年で上位10位以内の成績を収め、高校生では第2位の成績を取った子もいました。また、私立中学校では表彰式を控えているものの、複数名の子どもたちが上位の成績を収めているとの報告を受けています。
Dream Trainのテスト期間中は、普段あまり勉強しない子も周囲に刺激を受けて学習に取り組む姿が見られるなど、施設全体が良い相互作用を生む環境になってきています。

2024年、Dream Trainの1年を振り返って

2024年、Dream Trainの1年を振り返って

スポーツで輝く子どもたち:大会での好成績が新たな刺激に

2024年、Dream Trainの1年を振り返ってスポーツ分野でも、優れた成績を残す子どもたちが増えています。
ヤンゴン管区内の陸上大会では、やり投げで3位、400メートル走でも入賞した子がいました。彼らはヤンゴン管区の代表として選ばれ、ネピドーでの大会にも出場しました。また、サッカーではヤンゴン地域の代表として大会に出場し、キーパーとしてチームの準優勝に大きく貢献した子もいます。体を動かすことが大好きな子どもたちにとって、これらの成果は良い刺激となったのではないでしょうか。

2024年、Dream Trainの1年を振り返って

2024年、Dream Trainの1年を振り返って

新たな目標に向けて:Dream Train改築プロジェクト始動

2024年11月、Dream Trainは設立15周年を迎えました。
当初は子どもたちを守り育てるための施設としてスタートしましたが、現在では彼らの夢を支援できるまでに成長を遂げています。今年は不良行為による退所者もおらず、養育環境として安定した運営ができた一年でした。また、教育環境の充実により、多様な機会を提供できる体制も整いつつあります。
一方で、施設の老朽化や在所人数の増加により、生活スペースが不足するなどの課題も顕在化しています。そのため、子どもたちが安心して生活できる環境の提供と、さらなる教育機会の拡充を目指し、Dream Trainの改築プロジェクトを開始しました。

詳細はこちら:https://www.japanheart.org/topics/press-release/20241203_dreamtrain.html

来年もDream Trainの活動を温かく見守り、応援いただけますと幸いです。

ミャンマー事業部 小林

子どもたちの日々の様子をアップしています。ぜひご覧ください!

Dream Trainインスタグラム
https://www.instagram.com/dreamtrain_yangon/?hl=ja

Dream Train You-Tubeチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=PCVE0fBt5Ew&t=9s

▼プロジェクトの詳細はこちらから
Dream Train 子どもたちの夢や未来を育む養育施設

Share /
PAGE TOP