ミャンマーでは、3月23日に最初の新型コロナウイルス感染者が確認されましたが、その後、非常に厳格な対策がなされ、政府が発表したミャンマー国内における感染者数は7月3日時点でも306名に抑えられています。
Dream Trainは、持病を持つ子どもたちも生活する施設であり、また雨季である7月8月は毎年感染症(インフルエンザ・デング熱・チクングニア熱・結膜炎など)も流行するため、ミャンマー政府の行なう厳格なコロナ対策に救われる思いでした。
一方で、新たな心配事が出てきました。それは、子どもたちのストレスが発散される場がなくなってしまったことです。本来であれば遠足や社会科見学など楽しみの多い夏季長期休暇期間(3月~5月)のイベントがほぼ全て中止/延期となり、施設内での運動会や、ローカルスタッフによる歌の時間などを作るものの、長期休みの空き時間を埋めることは容易ではありませんでした。
【お昼寝中に、長期ボランティア看護師の指導のもと検温をするスタッフ】
そんな状況を救ってくださったのは、同じように新型コロナウイルスにより自粛生活を送る支援者の皆さまでした。4月末頃から、オンラインイベントへの参加のお誘いをいただくようになり、現在までにサッカー・ダンス・ラグビーをはじめとしたスポーツトレーニングや歌の発表、児童養護施設との交流会など、国を跨いで皆様と繋がる機会をいただいています。
【オンラインスポーツイベントの様子】
また、6月13日と20日には、里親様と子どもたちを繋ぐZOOM交流会を開催しました。困難なときだからこそ里親の皆さまと繋がり励ましあえる機会を作りたいという思いでスタートした企画でしたが、合計22名の里親様にご参加をいただくことができ「顔を見てお話できることで愛情が増した」「子どもたちの様子を見てほっこりした」など様々な感想もいただきました。
子どもたちは、みんなとても恥ずかしがっていましたが、普段は無口な子が一所懸命に考えてきた言葉を伝えている姿や、はにかみ笑顔で両手を振る姿はとても可愛らしかったです。また、同時に、子どもたちが里親様への感謝の気持ちを持って日々生活をしているのだということを、改めて強く感じる時間となりました。
※今回は、メールでのご案内が可能な里親様にご連絡をさせていただきました。
【里親様との交流会の様子】
これからも、たくさんの皆さまとの繋がりを感じながら、withコロナの時代を過ごしていければ幸いです。
今後とも、Dream Trainをよろしくお願い致します。
子どもたちの日々の様子をアップしています。ぜひご覧ください!
Dream Trainインスタグラム
https://www.instagram.com/dreamtrain_yangon/?hl=ja
Dream Train You-Tubeチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=PCVE0fBt5Ew&t=9s
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Dream Train 子どもたちの夢や未来を育む養育施設