2月1日、ヤンゴン地域、ネーピードー管区を含むミャンマー全土で、国民民主連盟(NLD)の政府官僚、議員、党員が国軍により多数拘束され、クーデターが起きました。刻々と変化する情勢への不安はありますが、現在まで、Dream Train含むジャパンハート活動地周辺は大きな変化は見られず、子どもたち・全スタッフ・関係者は安全に生活をすることができています。
一方で、ミャンマーの公立・私立学校は、新型コロナウイルスによる閉校が一年近く続いておりましたが、ようやく各学校から教科書が配られるなど開校の兆しが見られていただけに、改めて先行きの見えない状況となり、子どもたちへのより一層の心身共のフォローの必要性を感じています。
図書館で、少人数制のオンライン塾に参加する子どもたち。
Dream Train内の “学び舎”
通学・通塾ができなくなってからの約一年間、Dream Trainでは、2017年1月に株式会社ヒロケイ様にご寄贈いただいた図書館及びPC室、また仏教室・キリスト教室にて、オンライン通塾や英語クラス、日本語クラスへの参加を行なってきました。
オンライン授業は、外部指導者からの感染のリスクを抑えられる一方、特にじめじめとした雨期や30度を超える真夏日には、子どもたちが集中力を欠きやすいという問題がありました。しかし、エアコンのある図書館・PC室があることで、一年を通じて快適に勉強に励むことができました。
また、最近では、夜間に放映される仏教の教えを学ぶ短時間のテレビ番組があり、仏教徒の子どもたちはお祈りの時間のあとで図書館に集まり、ケアギバーの先生とともに番組を視聴することもあります。
図書館二階にあるPC室でも、連日オンライン塾が行なわれています。
ミャンマーは、2月1日より通信遮断や一部SNSの利用制限などが起きておりますが、Dream Train内にある様々なリソースを使用し、今後もミャンマーの未来を担う子どもたちが日々を有意義に過ごすことができるよう、サポートを行なって参ります。
▼自習する子どもたちの様子
子どもたちの日々の様子をアップしています。ぜひご覧ください!
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