ジャパンハートミャンマーの小林です。
12月の日本では、クリスマスや年末のムードが高まっている頃かと思います。一方で、ミャンマーも同様のイベントはあるものの、日本ほどの盛り上がりは見られません。
ミャンマー暦では4月がお正月にあたり、仏教徒が多いこの国ではその時期がより重要視されています。ただし、情勢の問題もあり、どの程度盛り上がるかは不透明ではありますが、それでも、ミャンマー一年目の私にとって、こうした文化の違いを目の当たりにすることは非常に興味深い体験です。
さて、12月もジャパンハートミャンマーでは多くの医療活動が行われました。以下に活動レポートをまとめましたので、ぜひご覧ください。
2024年度の手術件数推移
12月の手術実績
・口唇口蓋裂専門ミッション:46件
・小児外科ミッション:11件(うち小児がん手術:4件)
・ワッチェ慈善病院での手術活動:79件(うち小児手術:25件)
12月の医療ハイライト
・今回、バゴーで実施された口唇口蓋裂ミッションでは、46名の小児患者に手術を行うことができました。このプロジェクトで数多くの手術を行ってきた経験豊富な医師たちが中心となり、無事にミッションを終えることができました。
・福岡医療短期大学の田口先生がご参加くださり、小児外科手術を担当してくださいました。田口先生は長年にわたりミャンマーの医療に多大な貢献をされており、今回も11件の手術を無事に終えてくださいました。
・ワッチェ慈善病院周辺では依然として治安情勢が不安定です。村から30分ほど離れた場所では、一時的にゲリラ的な戦闘が発生したという話も聞こえてきます。そのような環境の中でも、現地のミャンマー人医療スタッフを中心に、なんとか医療活動を継続しています。
情勢の問題はありますが、日本からも専門医が渡航して、手術活動を継続的に行えております。活動いただけるボランティアの先生方だけでなくご支援をいただける多くの方々に支えられながら、ミャンマーのこの情勢下でも活動を継続できております。ぜひ引き続き、応援いただけますと嬉しく思います。
ジャパンハートミャンマー 小林裕二
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