活動レポート

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ジャパンハート ミャンマーの児童養育施設と医療支援の現場より

up 2024.09.09

ミャンマー事業部の小林です。
今年の7月までカンボジアで勤務しておりましたが、8月よりミャンマーに異動いたしました。
カンボジアと比べるとミャンマーは涼しい反面、雨季は激しいスコールが降ります。傘でも防げない雨ですが、インドア派の私にはあまり関係ないかもしれません・・・。
さて、他の活動地とは異なり、ミャンマーでは医療だけでなく幅広く事業を行っております。これから定期的にミャンマーの各事業の近況をご報告できればと思います。

児童養育施設Dream Trainの活動

ジャパンハート ミャンマーの活動参考:https://www.japanheart.org/activity/education/

●ボクシングの試合観戦にご招待いただき、20名が観戦しました。
一般財団法人日本ボクシングコミッション(JBC)様がミャンマーでのボクシング普及活動で行ったボクシングの試合がヤンゴンで行われ、その観戦にご招待いただきました。
子供たちも顔面にパンチがクリーンヒットすると、歓声を上げたり、痛そ~・・・と苦笑する子がいたり、初めて見るボクシングに皆興味深々の様子でした。
JBC様、ご招待いただきありがとうございました!

●Dream Trainの改築工事を見据え、調査を開始しました。
築10数年が経ち、生活するうえで少し支障が出始めたDream Train。改築工事に向けて今の施設で困っているなどを子どもたちにインタビューしました。
「静かでゆっくりできるところがあると嬉しい」「男の子たちがサッカーしてる時も女の子だけで遊べる広場がほしい」とおしとやかに話す女の子に対して、「雨でもサッカーがしたい!」と口をそろえて言う腕白な男の子たちの様子が微笑ましかったです。
子供たちが快適に生活できる環境を提供できるように改築工事が進められるように努めていきます。

医療事業について

ジャパンハート ミャンマーの医療活動参考:https://www.japanheart.org/activity/medical/cleft_lip_and_palate.html

●8月は成人小児合わせて合計61件の手術が行われました。
ジャパンハートがこれまで口唇口蓋裂の技術指導を行ってきたミャンマー現地の医療スタッフにより手術ミッションが行われ、口唇口蓋裂のみで23名の患者さんを手術しました。9月は日本の専門医がいらっしゃり、現地スタッフの口唇口蓋裂のトレーニングが行う予定や、小児外科のチームの手術活動の予定もございます。この情勢の中、医療を必要とする患者さんは多くいらっしゃいます。引き続き医療活動を継続できるように、努めていきます。

視覚障碍者施設のマッサージ事業について

ジャパンハート ミャンマーの医療活動参考:https://www.japanheart.org/activity/welfare/visually-handicapped.html

●視覚障碍者7名の医療マッサージ1年コースが順調に進んでいます。
先日、ジャパンハート東京事務局のスタッフが視察に来た際、生徒たちがなぜこのトレーニングを受けに来たのか話してくれました。生まれつき目が見えない人や事故で目が見えなくなってしまった人など、様々な背景を持つ方が参加しています。中には地方出身の方もおり、単身ヤンゴンまで来て寮で集団生活をしながら、マッサージ師になるべくトレーニングを受けています。

ジャパンハート ミャンマーの医療活動

なお、最高顧問の吉岡がヤンゴンに訪れた際にも、たまにマッサージを受けに来ることもあります(写真はこのコースの講師であるジャーサンにマッサージをしてもらう吉岡。とても凝っていたようです・・・。)。

引き続き、ミャンマーでの活動にもご関心を寄せていただけると嬉しいです。

▼ミャンマーの活動詳細はこちらから
ミャンマー

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