いつも活動へのご支援をいただきありがとうございます。元インターンの永田です。
本日はDream Trainで働くスタッフへのインタビュー第8弾をお送りします。今回インタビューを受けてくださったのは、用務員のエールィンさんです。
上段の真ん中に写るのがエールィンさん
自己紹介をお願いします。
Dream Trainでケアギバーをしています。エールィンと申します。ここで働いて10年目になります。
仕事内容について教えてください。
私は門番をしたり、車のケアをしたり、掃除をしたり、水や電気などのインフラ回りの整備をしたりといった、子どもたちがこの施設で困ることなく生活ができるように、あらゆる環境整備を行っています。
特に停電時間が長い最近の状況では、通常の電気の使用のみならず、電気式のポンプを用いた水汲みなどにも気を付ける必要があります。
子どもたちが滞りなく生活を送れるように、日々頑張っています。
Dream Trainで働き始める前のお仕事について教えてください。
Dream Trainでの仕事の前も、同様に子どもの養育支援の関係の仕事をしていました。
自然災害や家庭の経済状況が理由で、教育へのアクセスの難しいご家庭の子どもを対象に、子どもたちの世話や教育支援を行う組織で10年間勤めました。
なぜDream Trainで仕事をしようと思ったのですか。
上述の仕事内のプロジェクトが一段落し、子どもの世話をする仕事にも更に興味が出てきたタイミングでこのDream Trainでスタッフ募集を見つけ、応募しました。
Dream Trainで働く中で、大事にしていることは何ですか。
何よりも大事なことは「子どもたち」です。
故郷の村と家族の元を離れて、このDream Trainにやってきた子どもたちの将来のために、ひいてはミャンマーという国のため、次世代のために自分ができることをしたいと思っています。
そのために、まずはここにいる子どもたちのためにできることをやるという気持ちで仕事をしています。
Dream Trainについて、エールィンさんご自身としてどのように受け止めていますか。
ミャンマーはまだ途上国で、改善していかなければならないことがたくさんあります。
そのため、自分たちの国だけでは手が回らないことが多くあるのも現状です。
そんなある意味取り残されてしまっているところに、日本という外国の組織の支援を得て、手を差し伸べることができるのは非常に嬉しく思います。
Dream Trainの子どもたちへ一言お願いします。
以前から教育の分野では困難なことがありましたが、今はさらに課題が増えていると思います。
ただ、このDream Trainという場所に来て機会を得たからには、子どもたち自身にもその機会のありがたさを理解してもらい、自分の将来に向けて、健康に気を付けて精一杯努力してほしいと思います。
その頑張りの後ろ盾を私自身もこれからもしていきたいと思います。
約140名の子どもたちが生活する施設であることに加え、「電気が来る時間よりも停電している時間のほうが長い」という現在の電力状況で、エールィンさんのきめ細かいお仕事ぶりが子どもたちの生活を陰で支えているのだと、知ることができました。
次回は、子どもたちの成長の基礎となる、毎日の食事を担当する調理スタッフへのインタビューになります。
次回もお楽しみに!
Dream Trainでは、2023年度に新たに入所する子どもたちの里親となってくださる方を募集しています。
里親制度とは、毎月5,000円から、Dream Train の子ども(里子)の生活費、教育費、職業訓練費等を継続的に支援いただく制度です。
お申込みいただくと、里親様ごとに1名の子ども(里子)をご紹介し、里子が経済的に自立しDream Trainを卒業するまで1対1で支援をいただきます。
2022年度の里親様の募集は終了しておりますが、2023年度も15名程の子どもたちを受け入れ予定です。
里親制度の詳細やお申込みはこちらをご覧ください。
https://www.japanheart.org/donate/foster-parent/myanmar/
子どもたちの日々の様子をアップしています。ぜひご覧ください!
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Dream Train 子どもたちの夢や未来を育む養育施設