2022年下半期、Dream Trainでは第一生命ミャンマー様のご支援の下、様々な課外授業・STEAM教育を提供することができました。
今回は、昨年11月から12月にかけて開催された、全6回のプログラミング講座の様子をお伝えいたします。
これまで行われてきた第一生命様プレゼンツのプログラミング講座では、アメリカの理工系名門大学MITが開発し、世界150カ国で使われている子ども向けビジュアルプログラミング教材「Scratch(スクラッチ)」を使用していました。
今回からは、Scratch(スクラッチ)を使用したビギナー向けコースに加え、プログラミング的思考を理解し始めた子どもたちに向けた、アドバンスクラスも設けました。
このクラスでは、LEGO社が開発した“STEAM学習用教材 LEGO WeDo”を使用します。
画面の中だけではなく、実際に自分が組み立てた目の前にあるLEGOブロックがプログラミンを使うことで自由自在に動かせるとあって、子どもたちの集中力はこれまでに類を見ない高まりを見せていました。
たくさんの参加希望者の中から・・・
アドバンスコースの参加枠は5枠でした。
過去のScratchコース受講者15名の中から、挑戦したいと名乗りを上げてくれた子どもたちは12名いました。
選考は簡単ではありませんでしたが、それぞれが書いた作文と過去の作品やプログラミングへの興味関心、授業への参加の様子などを加味して、講師であるKids Laboのヤミン先生と共に5名を選出しました。
ビギナー向けの参加枠は7枠でしたが、こちらも参加希望者は15名と少なくありませんでした。
対象年齢が低かったことから、選出方法には、子どもたち自身で画用紙に描いた絵をプレゼンテーションしてもらう方法を取りました。
中には、初めて人前で話をすることへの緊張により、手を震わせながら声を振り絞って話してくれた子もいます。
どの子も合格としたい程素晴らしい作品ばかりでしたが、投票により特にオリジナリティーがあり、明確に描きたいものを伝えてくれた上位者7名に決めました。
子どもたちの感想
ITがあるお陰で、人の労力を減らして簡単に作業ができます。他国と対等に様々な技術を開発していくためには、IT教育が必要だと思います。講座では、LEGOを組み立てるとき、間違いがあると機械が動かなくなります。その時に、再度工夫して組み立てるのが楽しかったです。 これからも、機会があればITの知識を勉強していきたいです。
このプログラミング講座に参加し、様々な種類のプログラミング言語があることがわかりました。ミャンマーはまだまだ発展途上にある国なので、このようなIT教育が不可欠だと思います。国と人のため、プログラミングを勉強し、社会の役に立つ人になりたいです。
どんな問題が起きても、細部に気をつけて作業することが必要であることを学びました。生活を工夫するために、自分に必要な知識を身につけていなければなりません。
作業をする時には、一番最初に何をすべきか、何が起こるかを理解するようにしました。そうすると、何が必要かがわかるようになりました。そして、作業をするのも楽しくなりました。
例えば、カメラを搭載した飛行機を発明し、プログラミングで自分が行ったことのないところに飛ばせば、自分はその景色を見ることができます。それはきっと素晴らしいものになるでしょう。
2021年度から始まった、第一生命様のサポートによる継続的なプログラミング教室により、これまで22名の子どもたちが自らの想像力を働かせて0から1を作り出す方法とその過程を学ぶことができました。
誰からから与えられた答えをなぞるのではなく、自分で試行錯誤しながら一つではない最適な答えを導き出す経験は、これから先の人生で、どのような場面においても役に立つものです。
このような機会を下さっている第一生命ミャンマーの皆様、講師を務めてくださったKids Labo様、ありがとうございました。
子どもたちの日々の様子をアップしています。ぜひご覧ください!
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