今年2月、Dream Trainで初めて日本語翻訳コンテスト(ジュニア部門)に挑戦した女の子がいます。
日本語能力検定3級取得のための勉強に励む、21歳のミテです。
彼女は、昨年度までは大学受験を控える浪人生でもありました。
3月末に重要な試験を控えていながら、なぜ翻訳コンテストに挑戦したのか話を聞いてみました。
今年3月。大学入学試験を控える友人と撮影した一枚
Q.1 なぜ翻訳コンテストに出ようと思ったのですか?
A.日本語を学びたかったからです。コンテストに出なくても勉強することはできるけれど、経験を積むために参加しました。
Q.2 どのような題材を翻訳したのですか?
A.日本語で書かれた仏教のお話をミャンマー語に訳しました。
全体の意味は分かりましたが、言葉と漢字が難しかったです。仏教に関するお話ではないことが出題されると思っていたので、理解しにくい部分もありました。私はキリスト教徒なので、キリスト教の話だったらもう少し楽だったかな。
*今年の題材は、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」でした。
Q.3 コンテストに参加する前と後では、何か変化はありましたか?
A.少し変化がありました。日本語をもっと勉強するようになりました。
Q.4 参加してみて、感想を教えてください。
A.今回の翻訳コンテストはオンライン開催だったのですが、パソコンの画面を見るとたくさんの人が参加をしていて、日本語を学習する人の多さが分かりました。私ももっと頑張らないといけないと思いました。
Q.5 次の目標は何ですか?
A.将来は、日本に行って働きたいです。
日本語レベルは、検定試験一級合格を目指しています。話をするためには、今は文法が課題です。
また、今後も翻訳コンテストに出たいと思っています。私は本を読むのが好きなので、スピーチコンテストよりも翻訳コンテストに興味があるんです。
事務の仕事を手伝うミテ
先日、大学入学試験の結果が発表され、ミテは6教科中1教科でDistinction(優秀な成績)を得て、合格することができました。
彼女のように努力する子どもたちは、もちろんミテだけではありません。
全ての子どもたちの挑戦を応援できることは、私たちにとって何よりの喜びです。
最後に、翻訳コンテストをご開催くださった、在ミャンマー日本国大使館、ミャンマー元日本留学生協会(MAJA)、国際交流基金ヤンゴン日本文化センターの皆様、ありがとうございました。
2022年7月現在、里親募集中
ミャンマー養育施設Dream Train 子どもたちの里親を募集しています。
子どもたちの日々の様子をアップしています。ぜひご覧ください!
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