第一生命ミャンマー様よりご支援いただき、プログラミング教室が行われました。
参加希望者の中から選抜した7人に、プログラミングの基礎を学んでもらうための2時間×6回レッスンの授業です。
Dream Train史上初のこの取り組み。子どもたちにどのようなインパクトが与えられるか、企画した私たちも非常に楽しみでした。
学習教材には、アメリカの理工系名門大学MITで開発されたScratchというビジュアルプログラミング言語を使用しました。
世界中で広く教育目的で使われており、「低い敷居・高い天井・広い壁」(誰でも簡単に始められ、高みを目指すことができ、さまざまなアレンジが可能)が特徴です。
カリキュラム作成と子どもたちへの指南役としてご協力くださったのは、ヤンゴンでIT/STEAM教育を提供する日系企業・Kids Labo様です。
子どもたちへのプログラミング指導歴を十分お持ちになった先生のもと、いよいよ授業が幕を開けます。
第一生命ミャンマー様よりいただいたiPadを使用しながら、子どもたちは真剣な眼差しで画面と向き合います。
自分で打ち込むコマンドによって千変万化する動きと、そのアレンジの自由さに心を奪われ、どの子も夢中になっていきます。
指示を待たずともどんどん先に進んでいく子がいたり、つまづいた子を手伝ってあげるといった、微笑ましい光景も見られました。
1-5回目までは基礎を習い、最後の授業は創作でした。学習した内容を踏まえ、自分でそれぞれのオリジナル作品を作るという課題です。
そして、それを第一生命ミャンマー様の前で発表するという「最終試験」に立ち向かいます。
百花繚乱のオリジナル作品が出来上がっていく中、子どもたちから嬉しい提案がありました。
“自分たちがどれだけできるようになったかを伝えるのに、個人発表だけでは物足りない。7人全員で最初から作品を作って、グループ創作としても発表したい”
予想外の言葉でした。13歳前後の子どもたちにとって、自らの成果物を人前でプレゼンテーションすること自体、とても大きなチャレンジであるはずです。
しかし、それをどこ吹く風かと思うほどにこのプログラミングはおもしろく、学びがいのあるものだったということでしょう。
「学ぶ心を喚起する」という根本の部分でも、非常に大きな成果を見た思いです。
入念に準備をし、練習も重ねて臨んだ本番。審査員である第一生命ミャンマー様の視線を画面越しに受けながら、全員が立派に発表を終えました。
グループでの発表もすばらしく、チームとしての一体感すら感じさせるほどの仕上がりでした。
*発表練習の光景
後日、第一生命ミャンマーの皆さまがDream Trainを訪れ、7人の子どもたちのために、表彰式を行ってくださいました。
修了証書と副賞を手にして、にっこり微笑む子どもたち。そして、「とってもおもしろかった。またやりたい。次回はいつですか?」と。
子どもたちの学ぶ意欲は、さらに燃えたぎっています。この火を絶やさぬよう、新時代の叡智を心躍らせながら身につけてもらえるよう、次はどんな機会を用意しようか。
私たちスタッフにとっても、悩ましくも楽しい挑戦が続きます。
このような機会をくださった第一生命ミャンマーの皆さま、並びに、子どもたちを優しく、丁寧にご指導くださったKids Laboの皆さまに、心より感謝いたします。
*授業最終回後。講師の方(中央)
*表彰式の様子
子どもたちの日々の様子をアップしています。ぜひご覧ください!
Dream Trainインスタグラム
https://www.instagram.com/dreamtrain_yangon/?hl=ja
Dream Train You-Tubeチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=PCVE0fBt5Ew&t=9s
▼プロジェクトの詳細はこちらから
Dream Train 子どもたちの夢や未来を育む養育施設