Dream Trainの子どもたちも、10代後半になると進路選択の現実味が一気に増してきます。
大学進学を目指して勉強に励む子、職業訓練に出る子と、その道は一様ではありません。
また、「これ」という道を見つけて迷いなく進むことのできる子もいれば、答えの出ない戸惑いの中で、自らと向き合う子もいます。
今回は2回に分けて、その最中にいる2人のことを紹介します。
憧れの美容師を目指して 〜20歳・女性
今月から1人の女性が、インターンとして日系美容室で働き始めました。
これから3ヶ月間、美容の基礎と職業人としての心構えを学んでいきます。
地方で生まれ育った彼女。将来は村に戻らず、ヤンゴンで美容師として働くことを希望しています。
日本語学習への情熱もあるため、個人面談で丁寧に話を聞きながら、本人の思いに沿った最良のプランを一緒に考えていきました。
その結果、これまでもDream Trainの子どもを雇用してくださっているヤンゴンの美容室Shunji Matsuoにお願いし、1週間の職業体験をさせていただくことになりました。
行く前から、楽しみにしている様子がよく伝わってきました。
いざ実際に行ってみると、職場という初めての環境に最初は戸惑いを覚えたようですが、すぐになじむことができたそうです。
また、当初思っていた以上に、美容の仕事は細やかで難しいものだという感想を抱いたと話してくれました。
現場感を肌で感じる機会をいただけたことは、彼女にとって意義あるものになり、漠然としたイメージが確固たる現実となっていき、仕事への意識がより高まったようです。
さらには、スタッフのみなさんからも、そのチャーミングな雰囲気と真剣な態度が評価され、上々の1週間になったと言えるでしょう。
＊マッサージの実技練習中の様子
短いながらも、実地での体験を経て、ここで働きたいという思いが一層強まったそうです。
そして、正式採用に向けてのインターンは、迷わず「受けたい」と答えました。
彼女の新たなチャレンジが始まります。これからの3 ヶ月が、彼女とって実りある時間になることを願うばかりです。
子どもたちの日々の様子をアップしています。ぜひご覧ください！
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