Dream Trainの子どもたちは、2014年からダンスの練習を初め、これまでに様々な舞台で踊らせていただいてきました。
初めて舞台に立ったのは、2014年11月にミャンマー国立劇場にて行われた「ヤンゴン日本人学校・創立50周年祭」。
初舞台にしては、あまりにも重みのあるイベント・会場でした。
子どもたちと共にスタッフもとても緊張したこと、そして本番では観客の皆さんの手拍子を受けて、堂々と最後まで踊りきった子どもたちが満足げな表情だったことを覚えています。
初舞台では、マイケルジャクソンの「Black Or White」に合わせて踊りました
そして、その後も毎年舞台に立つ機会をいただき、大きなものではハリウッド映画にも出演されているダンサー 甲田真理さんがゲスト参加された「MakeSense Charity Dance Festival」や、元サッカーブラジル代表選手エジミウソンさんが参加された「CBF CAMP WITH EDMILSON AT MYANMAR 2018」でのハーフタイムショー出演、同イベントで務めたミャンマー歌手Ah Moonさんのバックダンサー、そして2019年10月に行われた「Japan-Myanmar Resource Trade Investment Expo 2019」などがあります。
若者に人気の歌手 Ah Moonさんと、ダンススタジオにてリハーサルを行いました
ダンスが教えてくれたもの
舞台に立つにあたり、子どもたちは技術だけではなく、人間的な成長をも見せてくました。
ある子は、ダンスに夢中になるあまり学業が疎かになっていましたが、「舞台に立つためにダンスも勉強も両立する」という約束を交わし、BやCが多かった成績表をオールAに変えました。
恥ずかしがり屋で人前で何かをすることが苦手だった子どもたちが、練習を繰り返すことで自信をつけ、沢山の観客の前で見事に踊りきるまでに成長する様子を見ることも、何度もありました。
また、社会学習の一環としてワッチェ慈善病院を訪問した際には、急遽患者さんに向けてダンスを披露させていただくこととなり、「”好き”の延長線上で、誰かを笑顔にしたり勇気付けることができる」ということを体感しました。
ご支援いただいたり、舞台に立つ機会を与えられるばかりではなく、自らが努力をして身につけたスキルを使って与える側となる経験ができたことは、子どもたちにとってとても貴重なものだったと思います。
お招きいただいた企業のパーティーにて、ダンスを披露させていただくこともあります
指導者不在の中でも…
これまでダンス指導は、元ダンサーである日本人スタッフから始まり、体育担当ボランティアさんや、ときにはチアダンス経験のある保健師ボランティアさんなどが担当をしてきました。
現在、新型コロナウイルスの影響により、施設には指導できる常駐スタッフはおりません。
しかし、子どもたちがこれまで培ってきた経験は、今も消えることはありません。
K-POP好きの女の子たちは、日々自主練習に励んでいます
インターネットでダンス動画を探し、友達と切磋琢磨する子どもたちを見ると、2014年に初めて舞台に立った日から、何倍も逞しくなったことをヒシヒシと感じます。
社会に出ても子どもたちの中に残り続けるであろう「学び」は、きっと「好き」の中にたくさん詰まっているのだと思います。
これからも、「好き」を大切にして、のびのび育っていって欲しいと願っています。
Dream Trainダンサーズの動画は、You-Tubeアカウントからご覧いただけます!
子どもたちの日々の様子をアップしています。ぜひご覧ください!
Dream Trainインスタグラム
https://www.instagram.com/dreamtrain_yangon/?hl=ja
Dream Train You-Tubeチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=PCVE0fBt5Ew&t=9s
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Dream Train 子どもたちの夢や未来を育む養育施設