ジャパンハートには、「ジャパンハート部」*という支援者のコミュニティがあります。
そのご縁がきっかけで始まった、Dream Train理科教室の第2回目の様子をお伝えします。
▼Dream Train理科教室 第1回目の様子はこちらの記事をご覧ください
ジャパンハート部より愛をこめて ~Dream Train理科教室の現場から〜
中学校の理科室とDream Trainを繋ぐ、オンラインでの科学実験ライブ。
初回のテーマはBTB溶液を用いた液性の判定でしたが、今回は物理分野。電気の学習です。
不思議な機器が登場し、電流がほとばしる授業は、子どもたちにどう映るのでしょうか。
「チャマーイエーナメーバレー?」(私の名前を覚えていますか?)
前回に引き続き、先生からのミャンマー語で始まりました。
元気よく「〇〇先生!」と返す子どもたち。お互いにこやかな心地になりながらのオープニングです。
電球やコンセントを手がかりに、電気の正体に迫っていきます。
見慣れたものが出てくる間は、子どもたちにも「余裕」がありました。
しかし、ヴァンデグラーフや誘導コイルが現れると、その目つきは変わっていきました。
電気を目にする機会といえば、雷のような「天然もの」ばかり。初めて見る装置もそうですが、人工的に発生させた電気の姿も衝撃的であったようです。
続いて、誘導コイルで生じた電流に紙やプラスチックを差し込んで、導体と不導体の違いが示されます。先生の「体を張った」実験を、子どもたちはまじまじと見つめていました。
真空管を使った電気の観察では、暗い理科室に不思議な光が浮かびます。
空気の量によって変わる電気の見え方。教科書を読むだけでは、決して分からないものでしょう。
締めくくりは、ライデン瓶による実験です。
プラスチックカップとアルミ箔があれば、家庭でも簡単に行うことのできる静電気実験で、平賀源内の「百人おどし」として知られているものです。
次々と現れる「謎の物体」に目を丸くし続けた子どもたち。
そう、この体験こそが科学の醍醐味です。理論と現実のつながりを意識できること。
それによって、学ぶ楽しさと深まりは何倍にも膨らみます。
試験対策の暗記から、活きた知識へ。知識は教養へ。教養は叡智へ。
ご協力くださる先生と一緒に、これからもこの「旅」を続けたいと思っています。
*ジャパンハート部とは、ジャパンハートの活動に共感し支援してくださるマンスリーサポーター(毎月寄付)の方々限定のコミュニティです。
ジャパンハート部では、支援者の皆様の支援がどのような価値のある活動につながっているのかの報告、支援者の皆様にもこの活動にかかわっていただくためのイベント・企画を行っています。
子どもたちの日々の様子をアップしています。ぜひご覧ください!
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