活動レポート

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ワッチェ村にある僧院へ往診に行ってきました。

up 2021.02.15

ミンガラーバー!こんにちは。
先日、ワッチェ村にある僧院へ往診に行ってきました。

ミャンマーには子どもたちが生活する僧院がたくさんあります。
僧院に住んでいる子どもたちはもともとその地域に住んでいたのではなく、多くの子どもたちは遠方の国境近くの州(シャン州、カチン州など)から来ています。
貧困、身寄りがない、地元の村に学校がない、内戦により教育が受けられないなどさまざまな理由で学校へ通うことが難しい子どもたちです。彼らにとって僧院は生活の場であり、教育の場です。

わたしたちは以前より、ヤンゴンやマンダレーにある僧院へ行き、往診プロジェクトを行ってきました。
(プロジェクトについてはこちらから)

僧院では共同生活をしていることや、ミャンマーの高温多湿の環境も相まって皮膚疾患に悩む子どもたちが多いです。しかし、大人数の子どもたちに対して面倒をみる大人が少なく、金銭的な理由などで医療機関へ受診できず、その結果、子どもから子どもへと次々に感染し皮膚疾患が蔓延、皮膚はぼろぼろになり、かゆみを感じながら生活することになってしまっているのです。

ワッチェ村にある僧院へ往診に行ってきました。ジャパンハート

今回訪れた僧院にはシャン州などからきた約100名の近くの子どもが尼僧としてが生活しておりますが、約半数の子どもたちが、何らかの皮膚の不快症状を訴えていました。
疥癬と呼ばれるダニの一種からおこる感染症や、真菌(カビ)症、細菌感染症などさまざまです。

身体症状を診察した上で身体の清潔の保ち方や、寝具などの扱い方など衛生指導も行い、いまある症状を改善するだけでなく予防できるように介入していきたいと思っています。
また、手洗いはコロナ禍においてだけではなく皮膚感染症を含むさまざまな感染症予防に役立つ術ですので子どもたちと楽しく歌のように歌いながら練習しました。

ワッチェ村にある僧院へ往診に行ってきました。ジャパンハート

今後も、子どもたちが健やかに生活し、成長していけるよう医療の面からサポートしていきたいと思っています。

▼プロジェクトの詳細はこちらから
ミャンマー 出張診療 / 僧院往診活動

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