ミンガラーバー。長期ボランティア看護師の加藤です。
世界中で問題となっている新型コロナウイルス。ミャンマーでも最大都市ヤンゴンを中心として徐々に感染者が増加し始めています。
私たちの活動地域では幸い、現在は新型コロナウイルス感染者は確認されておりませんが、今後ミャンマーでもさらに感染拡大したときに備えて、ワッチェ慈善病院でも新型コロナウイルス対策をおこなっています。
新型コロナウイルスについての勉強会の様子です。ミャンマー人医師と日本人看護師から新型コロナウイルスとは、その症状や感染対策についての勉強会が実施されました。実際に個人防護具(手袋やマスク、エプロン、帽子など)の正しい着脱の仕方を行ってもらいました。(写真の黒いエプロンは練習用でゴミ袋で代用したものです。)
個人防護具の準備もおこなっております。
普段わたしたちは手術活動で使用する医療物品などをワッチェ慈善病院から車で1時間ほどの距離にあるマンダレーという都市に買い物へ行ったり、ヤンゴンという都市から物品を郵送してもらったりして調達しています。しかし、現在ミャンマー国内でも外出自粛要請やそれに伴い公共交通機関が稼働縮小しており、買い物へ行くことや郵送が難しくなったりしている状況です。
また、スポンジやプラスチックフィルムで、フェイスシールドをスタッフみんなで作成しました。
医療従事者は患者さんはもちろんのこと自分自身を守ることも大切です。それが患者さんや自分の周りにいる人を守ることにつながるからです。
現在、ミャンマーは新型コロナウイルスの影響で手術活動や出張診療活動が延期を余儀なくされている状況です。
毎月、手術活動がおこなえていたこと、出張診療活動にいけていたことは当たり前のようになっていたけれど当たり前ではなかったのだな、いつもと変わらない活動が行えるということは本当に幸せなことだったのだなとこのような状況になり改めて感じております。
ミャンマー・日本、そして世界中に平穏な日常が戻ってくることをミャンマーの地から祈り、わたしは今ここミャンマーでできることを一つ一つ頑張っていきます。
長期ボランティア看護師 加藤まどか