活動レポート

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一年間の活動を通して【体育担当ボランティア 山縣さん】

up 2019.03.11

一年前、Dream Trainでの長期体育担当ボランティア活動がスタート。

私は悩んでいました。短期ボランティアに参加したとき、女の子は運動の習慣がないと聞き、どうやって運動をさせたら良いのかを。

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ジャパンハートの医療活動地であるワッチェ慈善病院の職業体験に同行したとき、木の実を取ったり花を取ったり丘の上から景色を見たりと、自然に囲まれたワッチェで過ごす子どもたちを見て思いました。
のびのび、生き生きとしているな、そしてたくましいな、と。

普段は、男の子に比べてあまり自由に外出できない女の子たち。ワッチェほどの自然はヤンゴンにはないけれど、このワッチェで感じたことを基に「そうだ!散歩に行って自然に触れよう」ということで、定期的に一緒にお散歩に出かけることにしました。

牛を見たりお寺の境内に実っているマンゴーを取ったり、池の魚を見たり。一時間弱、良い運動になるのに加え、施設内だけで過ごしている時には見えない新たな顔を見ることができて、嬉しかったです。

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男の子はサッカーが大好きです。
施設に訪問に来られた日本人の方々にも「みんなとても上手だね。」と言われます。今まで色々な方にサッカーを教えてもらったからということもありますが、この子たちは毎日仲間たちと共に自由に楽しみながらサッカーをし、その中で自分を表現しています。

野球をしても「上手だね!」とびっくりされます。
私はそんな子どもたちを見て、いつも子どもたちが育ってきた環境を思い浮かべていました。

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山や農村部出身者がほとんどのDream Trainの子どもたち。
裕福な生活ではなかったけれど、自然に囲まれたくましく生活をしてきた子ばかりです。
自然の中で培われてきた運動能力や五感、泥臭さ。
それを子どもたちは体を動かしながら自然と表現できるのです。
それに加え、素直な心を持っているからこそ教えてもらったことに対する呑み込みが早く、上達するのだろうと思います。

純粋でまっすぐな子どもたち。
何にも捉われることなく型にはまることなく、思うがままに体を動かすことを楽しんでいます。
だからこそ、そんな子どもたちの姿を大人の言葉や行動で型にはめてはいけないなと強く思いました。
その姿を見守っていくことも、私たち大人の大切にしないといけないことだと改めて感じました。

これからも子どもたちがミャンマーの自然の中で、そして色々な人の中でまっすぐに育っていくことを願っています。

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