こんにちは。ジャパンハート看護師小林です。
今回、私がクラスター支援に行った先は、栃木県の施設グリーンホームです。入所者の半分以上が新型コロナウィルスに感染していまい、スタッフも感染者がでています。
スタッフ宮田と小林は初動としてグリーンホームに支援に入ることになりました。
普段、医療的ケアをしている入所者さんはほぼ居ないため、コロナによって体調が悪化してしまっている方の対応やスタッフ不足などに困っていて、施設全体がレッドゾーンのため、入り口で全員防護服を来て、業務をしている状況です。
私たちジャパンハートのスタッフは重傷者の対応や、医療物品の設置などの調整を行いました。
スタッフはとても疲れているように見えました。陽性になってしまったスタッフの穴を埋めるため、連続勤務をしている状況であることや、全体がレッドゾーンになってしまったために普段とは違った対応が必要であることが負担になっていると考えられました。
病院と違って施設は長期間入所している方たちがたくさんいます。
入所者さんにとってそこは家です。
毎日レクリエーションをしたり、スタッフと談笑したりしていた日常が突然変わってしまったのです。
スタッフの人たちは毎日顔もちゃんと見えないくらい覆われている防護服を着ています。
スタッフにとっても入所者さんにとってもつらいことだと感じました。
そんな現状でも、スタッフの人たちは毎日一生懸命頑張っています。
明るさを忘れず、外部から入った私たちともしっかりコミュニケーションをとってくれました。
県の職員さんや、外部からの応援医師たちもいろいろな角度から支えてくれています。
みんな、「今」をなんとか乗り越えようと必死で頑張っています。
そんなスタッフさんたちの思いを胸に、私たちジャパンハートのスタッフもできることを必死でやりました。
グリーンホームの力に少しでもなれていたら嬉しいです。
1日も早く感染が落ち着き、グリーンホームのあるべき姿が戻ってくることを心より願っています。
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国際緊急救援(iER) | 新型コロナウイルスと闘う人々を支え、医療崩壊を防ぐ