本活動は、「カンボジアの小児がん患者さんを救うための来日治療プロジェクト」のレポートになります。 ご支援・プロジェクトの詳細はこちら から
サチャ君、ソリャカン君ともに手術を無事に終え、術後ケアのため1か月弱、岡山医療センターに入院していました。
手術直後は痛みがあり、サチャ君もソリャカン君も苦しそうにしていましたが、手術後3、4日ほどで、水が飲めるように。
その後、ミルクが飲めるようになり、ご飯が食べられるようになり・・・と、手術後とは思えないスピードで順調に回復していきました。岡山医療センターのスタッフさんにも、「この子たちの回復力はすごいね!とっても強い子たちだよ!」と褒められるほどの回復力。幼いながらも、ともに治療を乗り越える2人の逞しさをひしひしと感じる日々でした。
この写真は、3月3日のひな祭りの日。岡山医療センターで2人はお人形の姿に大変身。当の本人たちは状況が読めず、手作りの洋服を着せられるがままで写真をパシャリ。その結果、このキョトン顔(笑)そんな2人を見て、「かわいい~!!」と、スタッフさんたちが一番喜んでいました。たくさんの人の愛情や温かさを肌で感じました。
入院期間中、サチャ君とソリャカン君の笑顔が増えていくにつれ、不安そうだったお父さんとお母さんの顔も徐々に明るくなっていました。2人はもちろん、お父さんとお母さんにとっても初めて訪れる日本。文化も言語も違う中での入院生活はストレスもあったと思いますが、最後まで本当によく頑張っていました。
そんな2人は、3月11日に岡山医療センターを退院、14日に無事にカンボジアに帰国することが出来ました。カンボジアに帰国後も、ジャパンハートこども医療センターで治療を続けなければなりませんが、ひとまず無事に手術を終えられ、安心した様子で日本を飛び立ちました。
カンボジアでは救うことが難しかった小さな2つの命。その命が救えたのは、皆様の温かいご支援のお陰です。皆様のお陰で、2人の可能性あふれる未来の扉を開くことが出来ました。
これからも続くジャパンハートこども医療センターでの治療中も、2人のことを温かく見守っていただけると幸いです。
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▼プロジェクトの概要
カンボジア 日本の小児外科チームとの連携手術活動