本活動レポートは、Japan Heartのプロジェクトのひとつ 小児がんと向き合う子どもたちの応援団「SmileSmilePROJECT」よりお届けします。
株式会社一休様協賛で、小児がん拠点病院のある7ブロックごとにその地域のお子さんと家族を招待している宿泊企画。
今回は、熊本県南阿蘇郡の南阿蘇にあるTHE ACONCAGUA RESORTSにお出かけしてきました。
小さなからだで1年以上に及ぶ長期間の入院治療を頑張ったお子さんと、それを支えて一緒に闘ったご家族がやっと手に入れた当たり前の家族の時間。家族の乾杯に、私もなんだかこみ上げるものがありました。
今回、旅行後にご家族からは「まだまだ安心できる訳ではないですが、このような時間をいただいて気持ちが前向きになりました。今まで本当にとても良く頑張ってくれたんだなと、改めて今までの日々を思い返してうるっと来てしまいました。そして、こうして家族揃って今居ることへの感謝の気持ちでいっぱいになりました」と感想をいただきました。
私達スタッフは、ご家族に旅行中や旅行後に「お医者さんや看護師さんがそばにいてくれるだけで安心だし心強いです」とよく言っていただくのですが、同時に比較的元気なお子さんだと、医療的なデバイスがなかったり、処置がないのに付き添いしていただいて申し訳ないという声も聞きます。
でも、たくさんのお子さん達と一緒に楽しい時間を過ごす中で、お子さんの辛さやそれまでの頑張りを知れたり、ご家族の心の奥底にしまっている不安にふと触れたりすることで、一番の役割はお子さんと家族に寄り添うこととという看護の基本に気づかされることがあります。いてくれるだけで安心なんて言ってもらえるなんて素敵な仕事だなと思うと同時に専門職である責任の重さもひしひしと感じています。
お出かけの様子は、スマイルスマイルプロジェクトホームページより、ぜひご覧ください。
▼活動レポート
2023年11月 紅葉シーズンの南阿蘇へ、初めての家族旅行
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小児がんと向き合う子どもたちの応援団 | SmileSmilePROJECT
本プロジェクトでは小児がんと向き合うお子さんとそのご家族が思い出の場所で笑顔で過ごし、かけがえのない時間をつくっていただけるよう支援をしています。