ジャパンハートの小林です。
前回に引き続き、コロナ支援についてのレポートです。
8月初旬から活動をしていた、熊本のクラスターが発生した施設の状態が一段落着きました。
現在は、沖縄県のクラスター対策班としてクラスターが発生した病院で活動をしています。
熊本で学んだ事を少しでも活かしたい!と感じ参加を決意しました。
沖縄県に入った2日目に病院の調査へ行きました。
その時、病院の慌ただしさとスタッフの業務量に衝撃を受けました。
現在活動している病院は、療養型病院のため、看護師一人に対する患者さんの数がもともと多い病院でした。それに加え、コロナでのスタッフの不足、コロナ患者さんの対応、PPEの着脱などのコロナ対策に対する業務が加わり、スタッフの疲弊が顕著に現れていました。
まずは、DMAT、国立感染症研究所のスタッフの方とともに問題の抽出とゾーニングを実施し、活動を開始しました。ゾーニング終了後よりスタッフとして日勤・夜勤業務に入りました。
人手不足が著名という事もあり、今回は自衛隊の看護官の方も一緒に活動を行ってきました。毎日、様々な課題が出てきますが、各機関の方と話し合い、協力しながら活動を行ってきました。
業務を行ってる最中、スタッフの方から「本当に来てくれてありがとうございます。本当に助かっています」
などと声をかけて頂きます。忙しい業務ですが、とってもやりがいを毎日感じていました。
その中で、「そんな、雑用までしてくれるのですか?本当にありがとうございます」などと言われる事が何度もありました。
これこそが、何でも出来る事をする!現場のニーズや、やり方に沿った形で支援をする!というJHのやり方であり強みだと感じています。
こういった事の積み重ねが、スタッフとの関係性作りや問題解決に大切だと身に染みて感じました。幸いなことに、8月31日でレッドゾーンがほぼ解除し、消毒を終えて、病棟をグリーンゾーンへ戻し、私たちは撤退する事が出来ました。
本当に多くの方や機関と協力し、進んでいった活動でした。
とても学ぶことが多く、刺激的な毎日で、忙しい中でも充実した活動であったと感じています。
まだまだ、いろいろな事に挑戦し、知らない世界や知らない自分をたくさん見つけて行きたいと感じています。
国際看護師研修55期 小林 祐未
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