ジャパンハートでは能登半島地震の緊急救援活動として、2024年1月4日から4月20日までの間に避難所と診療所への看護師常駐、輪島市門前地域の避難所巡回診療を行ってまいりました。現在、仮設住宅の開設が進み、避難者数は減少傾向にありますが、ジャパンハートは引き続きニーズに応じた支援を行っています。その活動の一環として、地域の保健士さんと連携し、仮設住宅に入居されている方々のコミュニティづくりの促進や潜在的な健康問題(医療、介護、福祉面)の拾い上げを目的とした短期イベントを定期的に実施しています。
ジャパンハートが能登半島地震で行っている「おしゃべり喫茶」に参加したジャパンハート災害支援・対策(iER)ボランティアの寺本幸子です。
今回は2回目となる参加でした。前回参加した際は能登の自然と地元の方々の笑顔から元気をいただき、大変貴重な時間でした。
前回は刺さない鍼で避難生活の疲れた心と体を癒せれたらと思い、ジャパンハートや地元の皆様のご尽力で、刺さない鍼を施術する機会をいただきました。
▼前回参加時の活動レポート
【能登半島地震 災害支援・対策】10月 おしゃべり喫茶 in 門前町・能登町 活動レポート③
前回の施術時、住民の方々にご希望いただいたお灸ができなかったことが大変心残りでした。
今回は雪も舞い散り、突風吹く中、仮設住宅や、地震で倒壊しないまでもかなり破損している自宅で生活をされている方々に、火を使わない、電気の温灸器で施術させていただきました。
冷えて胃腸の働きが悪くなり、正座ができなくなっていた方もお灸で胃腸の冷えを少しフォローできたのか、正座できるようになったとお喜びいただけたことは、私にとっても、今後の活動への意欲が一層高まりました。
このような貴重な体験をさせていただき、ただただ感謝しかありません、ありがとうございました。
また、ジャパンハートの皆様には一緒にサポートしながら活動して下さる方々ばかりです。
もし、参加に一歩踏み出せない方がおられたら、何より能登の皆さんの心の温かさに触れる事が財産になると思うのでぜひ一度踏み出してもらえたらなと思います。
最後になりましたが、ジャパンハートの皆様、またこの活動を支えていただいているご関係者の皆様、ありがとうございました。
iERボランティア 寺本
令和6年能登半島地震 緊急支援活動のご寄付について
皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
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ジャパンハートの災害支援・対策(iER)
ジャパンハートの災害支援・対策iER(International Emergency Relief)では、国内外で発生した大規模災害に対応し、緊急医療支援を実施しています。
■2011年3月~2014年3月 東日本大震災緊急支援
■2016年4月 熊本地震緊急救援
■2020年4月~2022年9月 新型コロナウイルス感染症緊急救援
■2021年8月 令和3年8月豪雨災害緊急支援
■2022年9月 台風14、15号緊急支援台風
■2023年7月 令和5年九州北部豪雨緊急支援
今後も現場の支援ニーズを見極めながら、救援活動を継続的に実施していく予定です。
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