活動レポート

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【能登半島地震 災害支援・対策(iER)】11月 おしゃべり喫茶 in 門前町・能登町 活動レポート④

up 2024.12.26

ジャパンハートでは能登半島地震の緊急救援活動として、2024年1月4日から4月20日までの間に避難所と診療所への看護師常駐、輪島市門前地域の避難所巡回診療を行ってまいりました。
現在、仮設住宅の開設が進み、避難者数は減少傾向にありますが、ジャパンハートは引き続きニーズに応じた支援を行っています。
その活動の一環として、地域の保健士さんと連携し、仮設住宅に入居されている方々のコミュニティづくりの促進や潜在的な健康問題(医療、介護、福祉面)の拾い上げを目的とした短期イベントを定期的に実施しています。

11月の能登でのカフェ企画に参加した、ジャパンハート災害支援・対策(iER)ボランティアの春本光輝です。
令和6年能登半島地震発災後に能登半島を訪れたのは今回が初めてでした。
今まではニュースでの映像や災害関連死など含め何名が亡くなったなどのデータとしてしか知らない状態でした。
そんな中、今回の活動を通じて、被災者の方々のお話を聞き、一人ひとりの生活や家庭があることを当たり前なことかもしれませんが改めて実感しました。
それぞれの背景や悩みがあり、真摯に向き合うことの大切さも学ぶことができました。

災害関連死者数は震災後1年を経とうとする今でも増えており、その対策が急務になっています。
災害により定期的な受診ができていない方に受診をうながすこともその対策の1つとしてあります。
カフェ企画に来てくださった方の血圧を測定すると、かなり高い値の方もいらっしゃり、毎日の血圧を記録できる血圧手帳をお渡ししました。
少しでも問題意識を持って病院受診につながればと思っています。

また、メンタルケアも災害関連死の防止としてはとても大切です。
カフェ企画に来られない方を一人ひとり訪問しながら、カフェ企画でも積極的にアプローチすることが、地道な活動のようですがとても大切な役割があると感じました。

能登半島での活動で、地域の様々な魅力に気づくことができました。
宿泊施設から見えた水平線、日の入りの絶景や古来から伝わる伝統工芸品など魅力がたくさんあり、またここに来たいと心から思いました。

ジャパンハートの長期的な支援は、地域住民の方にとって必要不可欠なものだと感じました。
今回は3日間のみの活動でしたが、私もその一員として、これからも支援活動に携わろうと思います。

iERボランティア 春本光輝

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ジャパンハートの災害支援・対策(iER)

ジャパンハートの災害支援・対策iER(International Emergency Relief)では、国内外で発生した大規模災害に対応し、緊急医療支援を実施しています。
■2011年3月~2014年3月 東日本大震災緊急支援
■2016年4月 熊本地震緊急救援
■2020年4月~2022年9月 新型コロナウイルス感染症緊急救援
■2021年8月 令和3年8月豪雨災害緊急支援
■2022年9月 台風14、15号緊急支援台風
■2023年7月 令和5年九州北部豪雨緊急支援

今後も現場の支援ニーズを見極めながら、救援活動を継続的に実施していく予定です。
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