活動レポート

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【能登半島地震 災害支援・対策(iER)】11月 おしゃべり喫茶 in 門前町・能登町 活動レポート③

up 2024.12.19

ジャパンハートでは能登半島地震の緊急救援活動として、2024年1月4日から4月20日までの間に避難所と診療所への看護師常駐、輪島市門前地域の避難所巡回診療を行ってまいりました。
現在、仮設住宅の開設が進み、避難者数は減少傾向にありますが、ジャパンハートは引き続きニーズに応じた支援を行っています。
その活動の一環として、地域の保健士さんと連携し、仮設住宅に入居されている方々のコミュニティづくりの促進や潜在的な健康問題(医療、介護、福祉面)の拾い上げを目的とした短期イベントを定期的に実施しています。

ジャパンハート災害支援・対策(iER)ボランティアの笠原寿絵です。
私は11月7日(木)~10日(日)までの4日間、看護師として参加しました。
ジャパンハートのiERとしてもカフェ企画としても初めての参加でした。
事前にミーティングで、目的、行動内容、被災地の現状、自らの衣食住についての対応を教えていただくことができたので、持ち物準備、心構えができました。

活動当日は自家用車で被災地に入り、ジャパンハートの活動車となりました。
実際に被災地を運転してみて、道路は修復され多くの工事用トラックが走っていましたが、まだまだ亀裂や凹凸が複数あり、緊張感のある状況でした。

ライフラインはいまだ復旧途中で、物資供給や生活者の移動制限が心身の負担、生活の不便となっているであろうと思いました。
実際4日間運転していて車での移動が不可欠な能登において何気なく運転している道路に注意、配慮が必要であることに大変さを感じました。

おしゃべり喫茶では天気にも恵まれ多くの方々に参加いただきました。
震災後の生活、家族、体調、住居の不安についてお話していただき、医療、看護的視点で全人的な観察から、ジャパンハートのiER研修で学んだ「惨事ストレス」を知る機会となりました。
被災地で生活する不安定さからくる大きなストレスにより、心身の不調が顕在化してくるため中長期に支援していく必要さを感じました。

「自分も頑張る!」気持ちとなった垂れ幕

避難所で綺麗に咲いているお花に感動‼

能登半島で出会った方々は、初対面の私にも「来たよ」「今日は楽しかったよ」「次はいつあるの?」「次いつ来る?話の続きしようね」「頑張る」等々温かく迎えてくださいました。
皆さんの優しい笑顔と前向きな言動行動に生きていく大きな力を教えていただき、学び多き4日間でした。

ボランティア看護師 笠原寿絵

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ジャパンハートの災害支援・対策(iER)

ジャパンハートの災害支援・対策iER(International Emergency Relief)では、国内外で発生した大規模災害に対応し、緊急医療支援を実施しています。
■2011年3月~2014年3月 東日本大震災緊急支援
■2016年4月 熊本地震緊急救援
■2020年4月~2022年9月 新型コロナウイルス感染症緊急救援
■2021年8月 令和3年8月豪雨災害緊急支援
■2022年9月 台風14、15号緊急支援台風
■2023年7月 令和5年九州北部豪雨緊急支援

今後も現場の支援ニーズを見極めながら、救援活動を継続的に実施していく予定です。
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