活動レポート

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第2回 おしゃべり喫茶 in 門前町 活動レポート③

up 2024.09.05

ジャパンハートでは能登半島地震の緊急救援活動として、2024年1月4日から4月20日までの間に避難所と診療所への看護師常駐、輪島市門前地域の避難所巡回診療を行ってまいりました。
現在、仮設住宅の開設が進み、避難者数は減少傾向にありますが、ジャパンハートは引き続きニーズに応じた支援を行っています。
その活動の一環として、地域の保健士さんと連携し、仮設住宅に入居されている方々のコミュニティづくりの促進や潜在的な健康問題(医療、介護、福祉面)の拾い上げを目的とした短期イベントを定期的に実施しています。

ジャパンハートのボランティアスタッフとして行ってきた避難所での常駐支援を3月に終えてから、初めて輪島市門前地域の【おしゃべり喫茶】イベントに参加しました。
仮設住宅の集会所で、避難所でお話しした方々と再会し、住民の皆さんと今後の地域活動について相談する機会を得ました。
その際、「ちょこっとボランティア」を提案し、地域貢献の可能性を探る良いきっかけとなりました。
また、門前町の家が広いためエアコンを使ったことがなかったという方から「エアコンを使うと手足が冷たくなるが、何度に設定すればいいのか」との質問を受け、住宅の違いによる課題についても考える機会となりました。

イベントの最中、「医療ボランティアと書いてあったので来た。腰が痛いがどうにかならないか」と相談に来られた方がおり、リハビリ経験を活かしてマッサージを行ったところ、痛みが和らぎ、その方は笑顔で帰られました。
この出来事を通じて、私のスキルがどんな場所でも役立つことを改めて実感し、とても嬉しく思いました。

さらに、ボランティアのために宿泊所の提供をいただき、貴重な体験をさせていただいたことも学びになりました。
仮設トイレや仮設のお風呂を使用させていただき、汗を流せたことに本当に感謝しています。
エアコンなどの冷房機の必要性を改めて感じ、これが日常生活において当たり前のものであることを実感しました。
今後の防災や災害支援における準備に、この経験を活かしていきたいと感じています。

門前町の皆様、貴重な体験をありがとうございました。

鈴木 智惠子

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ジャパンハートの国際緊急救援(iER)

ジャパンハートの国際緊急救援iER(International Emergency Relief)では、国内外で発生した大規模災害に対応し、緊急医療支援を実施しています。
■2011年3月~2014年3月 東日本大震災緊急支援
■2016年4月 熊本地震緊急救援
■2020年4月~2022年9月 新型コロナウイルス感染症緊急救援
■2021年8月 令和3年8月豪雨災害緊急支援
■2022年9月 台風14、15号緊急支援台風
■2023年7月 豪雨で被害甚大な福岡県久留米市へ医療チームを派遣し、人的・物的支援実施

今後も現場の支援ニーズを見極めながら、救援活動を継続的に実施していく予定です。
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