活動レポート

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だれかの笑顔を見るために!アラ還でのクラスター支援参加。

up 2022.09.27

私は2022年1月より8月までクラスター支援に参加させていただきました。
若くて優秀な人材が多いジャパンハートの中で、なんの取り柄もない還暦前のおばさん看護師にクラスター支援が務まるだろうか・・・などとは露ほども考えず(!)、ただ「人助けをしたい!」という気持ちだけで飛び込んだ世界でした。

ですが実際のクラスター支援は一筋縄ではいかないことばかりでした。
現場が変わると感染対策の方法も変わります。特に一人で支援に入った時は自分で判断しなければならないことが多く、先輩方に相談しながらも毎日が必死でした。
そして支援が終わるたびに「これで良かったのか、もっとできることはなかったのか」と自問自答するのですが、できなかったことばかりが頭に浮かんでしまいます。
そんな自分自身を叱咤激励しながら次の現場へ向かっていました。

そういう思いをしながらも続けてこられたのは、初めて参加した姫路の施設で職員さんに言われた言葉が心に突き刺さっていたからです。
「朝出勤したらジャパンハートさんがいるか探すんです。そして姿を見かけると本当に安心するんです。」と満面の笑顔で・・・。

クラスターが起きている現場の職員さんの心情を初めて肌で感じた一言でした。
職員さんたちは自分も感染するかもしれないという不安やストレスにさらされながらも、頑張って毎日出勤しているのです。
クラスターの知識を持つ人間がいるということは、それだけで職員さんの不安を軽くすることになるのだとこの時に知りました。
そんな職員さんたちのために頑張りたいと思ったことが原動力となり、第6波から第7波まで「とにかく現場へ」と足を運び続けてきたのです。

繰り返しになりますが、私は特別な資格もないただの看護師です。
でも現場に行ったからこそ職員さんに休憩や休日を取ってもらえたし、学んだ知識を役立ててもらうこともできました。
何よりも「来てもらって安心した」という言葉を何度かいただくことができたのです。

行かなければゼロ、でも行けば職員さんが抱えている荷物を少しでも軽くすることはできます。
額にしわをよせてイライラしていた職員さんに笑顔が戻った瞬間を見た時は本当にうれしかったです。
アラ環でもやりたい気持ちと元気があれば、誰かの笑顔を見ることができるのです!

看護師 仁田原 由紀枝

地域医療・国際緊急救援事業部では自然災害発生時に被災地で活動を行う
災害ボランティアの募集を行なっております。災害支援経験や職歴は不問で医師/看護師等の医療従事者の他、一般社会人/学生等の非医療者からも多くのボランティア登録をいただいております。

12月3日(土),4日(日)災害ボランティア登録研修を実施します。
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▼プロジェクトの詳細はこちらから
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