3月20日~23日にかけて、能登町および輪島市で、第10回目となる「おしゃべり喫茶」を開催しました。
今回は、ご自宅への訪問 98名、カフェ会場での来場者 99名、合計で 197名の方々とお会いすることができました。
継続的な活動が実を結ぶ
能登半島地震や奥能登豪雨など、生活環境が大きく変化してから、約1年3カ月、そして半年が経ちました。それまで心の奥に抱えていた思いを、少しずつ言葉にしてくださる方も。
発災直後から関わらせていただき、約1年3カ月にわたって関係を築いてきたからこそ、
「あの人たち(ジャパンハート)になら話してもいい」と思っていただけているのかもしれません。
そう感じる場面が少しずつ増えています。
「おしゃべり喫茶」を継続すること
おしゃべり喫茶の中では、血圧測定や血圧日記の記入を促しながら、セルフケアがどの程度できているかを一人ひとり確認。
地震前までは毎日自宅で血圧を測っていたものの、災害後は測定の習慣が途切れてしまった方もいらっしゃいました。
そのような方には、「なぜ血圧測定が大切なのか」から丁寧にお話しし、測定や記録を促した結果、再び習慣として取り入れてくださるようになった例もありました。
一歩一歩ではありますが、これまでの地道な継続が確実に実を結び始めていることを実感しています。
寄り添う医療
3月21日は、奥能登豪雨から半年。
自然とそのニュースに目がとまり、当時の記憶がよみがえって心が沈んでしまう方もいらっしゃいます。
おしゃべり喫茶では、そんなお気持ちを少しでも吐き出していただける場になるよう心がけています。
体調の変化にいち早く気づけるよう努めながら、ひとり一人の心にも寄り添っていきたいと考えています。
ジャパンハートが行った能登半島における支援
ジャパンハートでは能登半島地震の緊急救援活動として、2024年1月4日から4月20日までの間に避難所と診療所への看護師常駐、輪島市門前地域の避難所巡回診療を行ってまいりました。
現在は、地域の保健士さんと連携し、仮設住宅に入居されている方々のコミュニティづくりの促進や潜在的な健康問題(医療、介護、福祉面)の拾い上げを目的とした短期イベント(サロン活動)を定期的に実施しています。
サロン活動の裨益者数が2025年1月にはのべ1000名を超えました。
引き続き実施して参りますのでご興味がありましたらお問い合わせください。
令和6年能登半島地震 緊急支援活動のご寄付について
皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
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ジャパンハートの災害支援・対策(iER)
ジャパンハートの災害支援・対策iER(International Emergency Relief)では、国内外で発生した大規模災害に対応し、緊急医療支援を実施しています。
■2011年3月~2014年3月 東日本大震災緊急支援
■2016年4月 熊本地震緊急救援
■2020年4月~2022年9月 新型コロナウイルス感染症緊急救援
■2021年8月 令和3年8月豪雨災害緊急支援
■2022年9月 台風14、15号緊急支援台風
■2023年7月 令和5年九州北部豪雨緊急支援
今後も現場の支援ニーズを見極めながら、救援活動を継続的に実施していく予定です。
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