活動レポート

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【令和6年能登半島地震】石川県のために、少しでも自分にできることを届ける

up 2024.02.06

私は、現在は農家を営みながら、夜勤看護師を月に7回ほどしている、いわゆる半農半Xの働き方をしています。

第一線から離れて長く、災害医療を学んでいない自分に何ができるか考え、当初はスコップを持ち一般ボランティアとして力になろうと考えておりました。富山県在住なので、石川県には友人もいますし、どんな形であれ石川県のためにできることをしたいという思いは強かったのです。
そんな中、知人からジャパンハートのこと、医療班が足りていないと聞き、直ぐに妻に災害支援に向かう旨を伝え、理解を得ました。一回目の活動は、ジャパンハートのスタッフ、物資を現地に届ける方が足りていないとのことでしたので運転手として活動を開始。夜間の運転は危険でしたのでそのまま避難所に一泊しました。道中、亀裂の入った道、道路の滑落、土砂崩れ、落石、家屋倒壊とパンクの危険と恐怖を抱きながらの運転でしたが、無事スタッフと物資をお届けできて心から安心しました。仲間の農家から、自家栽培の自然栽培のお米のおにぎり等も預かっており、避難所でお米がこれほどに喜ばれるのだと、食の力、日本人としてのお米の大切さも感じました。
二回目の活動は3泊4日でした。友人に支援物資の協力を募り、たくさんの物資を届けることができました。災害関連死の原因の中でも多くをしめる誤嚥性肺炎の予防につながる口腔ケアの物品も多く集まりました。

 活動を終え、一緒に活動させていただいたジャパンハートのスタッフの方には頭があがりません。カンボジアから現地入りし、日本での活動を終え、またカンボジアへ向かわれる方や、災害医療を届けるために、長期休暇をとって活動されている方々など。朝早くから夜遅くまで、被災された方々のケア、ミーティング、いつ休憩しているのかといった感じでした。状況を先読みし、早い段階で対応したことで防ぐことができた救急搬送や災害関連死は数多くあることでしょう。一緒に活動できたことを誇りに思います。
富山県に戻ってからは、再び農家としての仕事を再開しています。炊き出しチームに食材を提供したり、今は農家として石川県の為にできることを続けていきます。

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ジャパンハートの国際緊急救援(iER)

ジャパンハートの国際緊急救援iER(International Emergency Relief)では、国内外で発生した大規模災害に対応し、緊急医療支援を実施しています。
■2011年3月~2014年3月 東日本大震災緊急支援
■2016年4月 熊本地震緊急救援
■2020年4月~2022年9月 新型コロナウイルス感染症緊急救援
■2021年8月 令和3年8月豪雨災害緊急支援
■2022年9月 台風14、15号緊急支援台風
■2023年7月 豪雨で被害甚大な福岡県久留米市へ医療チームを派遣し、人的・物的支援実施

今後も現場の支援ニーズを見極めながら、救援活動を継続的に実施していく予定です。
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