活動レポート

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【令和6年能登半島地震】 みんなで支え合いながら私たちも一緒に 〜寄り添うこと、支援のあり方~

up 2024.01.17

令和6年能登半島地震の支援活動で輪島市にある門前中学校での活動をしていた看護師です。

活動を終えて今思うこと

たくさんの人の支えがあってこそ、現地で活動ができているのだと感じました。

車や宿泊場所の手配、資材の準備など色んな人が多方向から活動を支えてくださっていることが強く感じられる経験でした。

私は普段、カンボジアにある病院で活動をしています。活動参加にあたってシフトを調整してくれたカンボジア人・日本人スタッフにとても感謝をしています。日本から一緒に来ている看護師の仲間は、被災地の病院で現地の方と一緒に必死に病院を支えてくれています。日本から遠く離れた場所からも間接的にサポートしてくれて、日本に行く出発の瞬間には、みんなで送り出してくれました。

支援の形は人それぞれ、支援の形もそれぞれだと思います。カンボジアにいる仲間や支援をしてくださる皆さんの想いを胸に活動を行ってまいりました。

被災地支援において大切なことは、相手の気持ちや現状を把握した上で、一緒に考え、一緒に実行することだと思います。何か特別なことをする、ことだけが支援ではなく、話を聞く、それだけでも心の支えになるのではないかとも感じました。

私たちにできることは何か

私たちの思いも必要ですが、一番は現地で避難生活をされている皆さんの気持ちが大事です。その気持ちに寄り添うことこそが大事だと今回の経験で学ぶことができました。

避難所での生活は大変なこともありますが、避難者の皆さんは互いに支え合い、小さな楽しみを見つけながら過ごされていました。私は看護師でありながら、1人の人間です。もちろん看護師としての活動も大事ですが、お兄ちゃんやお姉ちゃん役になる、愚痴をこぼせる相手であったり、話相手になる、なんでもいいと思います。求められることが目の前にあり、支援を必要とする方がいらっしゃれば私たちにできるあり方を考えながら必要なニーズに応えていくことが私たちにできることだと実感しました。

グローバル看護師育成プログラム看護師(現メディカルチーム看護師)
根釜宏平

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ジャパンハートの国際緊急救援(iER)

ジャパンハートの国際緊急救援iER(International Emergency Relief)では、国内外で発生した大規模災害に対応し、緊急医療支援を実施しています。
■2011年3月~2014年3月 東日本大震災緊急支援
■2016年4月 熊本地震緊急救援
■2020年4月~2022年9月 新型コロナウイルス感染症緊急救援
■2021年8月 令和3年8月豪雨災害緊急支援
■2022年9月 台風14、15号緊急支援台風
■2023年7月 豪雨で被害甚大な福岡県久留米市へ医療チームを派遣し、人的・物的支援実施

今後も現場の支援ニーズを見極めながら、救援活動を継続的に実施していく予定です。
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