ジャパンハートは新たに能登町の鵜川小学校に看護師2名を派遣し、医療支援を開始しました。輪島市と能登町のあわせて4カ所の避難所に看護師が常駐するとともに、アクセスが難しい遠方の避難所なども含めて医師が各地をまわって診療を行っています。
スタッフもみんな被災者
能登町の鵜川小学校の避難所には、こんな張り紙が貼られていました。
「スタッフもみんな被災者です。できることは、みんなで協力しましょう!」。
この避難所では、自分たちも避難者だった地域の看護師3名が医療的なケアを一手に担い、それ以外の炊き出しや物資の管理なども含め、地元の人たちや震災当時たまたま帰省中だった人たちが中心になって避難所運営を行ってきたそうです。
ジャパンハートが2人の看護師を派遣した14日(日)時点では約130人が避難生活を送っていました。
発災から2週間が経ち、身体的にも精神的にも疲れが蓄積するなかで、中には医療的なケアが必要な方もいました。一方、発熱など感染症が疑われる人はおらず、外部の支援が少ないながらも衛生管理も含めてしっかりとした避難所運営がされてきたことが分かりました。
ジャパンハートでは看護師を常駐させることで夜間も含めて医療ニーズに対応するとともに、関係機関と連携しながら地域の方々の負担を減らせるよう活動していきます。
ジャパンハートは発災翌日の1月2日に看護師2名を含む医療チームを現地に派遣し、翌3日夜からは能登町の松波中学校の避難所で医療支援活動を開始しました。その後、現地調査や関係機関からの要請等を受けて活動場所を拡大すると同時に人員を増強し、現在は輪島市2カ所、能登町2カ所の計4カ所の避難所に医療チームを常駐させて支援活動にあたっています。
今後も中長期的な支援を見据えて、自治体などと連携しながら支援活動を継続していきます。
令和6年能登半島地震 緊急支援活動のご寄付について
頻繁に余震も起き続けています。皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
寄付をする
ジャパンハートの国際緊急救援(iER)
ジャパンハートの国際緊急救援iER(International Emergency Relief)では、国内外で発生した大規模災害に対応し、緊急医療支援を実施しています。
■2011年3月~2014年3月 東日本大震災緊急支援
■2016年4月 熊本地震緊急救援
■2020年4月~2022年9月 新型コロナウイルス感染症緊急救援
■2021年8月 令和3年8月豪雨災害緊急支援
■2022年9月 台風14、15号緊急支援台風
■2023年7月 豪雨で被害甚大な福岡県久留米市へ医療チームを派遣し、人的・物的支援実施
今後も現場の支援ニーズを見極めながら、救援活動を継続的に実施していく予定です。
国際緊急救援(iER)
活動を支援する