活動レポート

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【令和6年能登半島地震】アクセス困難な沿岸部の避難所を視察

up 2024.01.14

ジャパンハートの医療チームは13日(土)、関係者の皆様のご協力を得ながら輪島市内にある複数の避難所を視察しました。いずれの避難所もアクセスが困難であることから、自衛隊の協力を得て自衛隊車両で現地入りしました。

支援の手が入りづらい避難所

今回、ジャパンハートの医療チームが視察したのは2カ所。いずれの避難所も市街地から離れていることや道路状況が悪いことなどから医療支援が遅れています。

他の支援チームと合同で現地入りすると、人員・物資ともに限られた中でも、地域の人たち同士で支え合いながら避難生活を続けている状況が見えてきました。

インフルエンザ陽性者も 衛生管理アドバイス

一方で他の避難所と同様、避難者の中で発熱などの体調不良を訴える方が相次いでいるということでした。ジャパンハートの神白麻衣子医師が診察したところ、複数の方がインフルエンザ陽性であることが確認され、治療を行うとともに隔離や体調管理などについてもアドバイスしました。

また、感染症の蔓延防止には避難所内の衛生管理の徹底が欠かせないことから、トイレなどの状態も確認し、管理方法について助言を行いました。

ジャパンハートは発災翌日の1月2日に看護師2名を含む医療チームを現地に派遣し、翌3日夜からは能登町の松波中学校の避難所で医療支援活動を開始しました。その後、現地調査や関係機関からの要請等を受けて活動場所を拡大すると同時に人員を増強し、現在は輪島市2カ所、能登町1カ所の計3カ所の避難所に医療チームを常駐させて支援活動にあたっています。

今後も中長期的な支援を見据えて、自治体などと連携しながら支援活動を継続していきます。

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ジャパンハートの国際緊急救援(iER)

ジャパンハートの国際緊急救援iER(International Emergency Relief)では、国内外で発生した大規模災害に対応し、緊急医療支援を実施しています。
■2011年3月~2014年3月 東日本大震災緊急支援
■2016年4月 熊本地震緊急救援
■2020年4月~2022年9月 新型コロナウイルス感染症緊急救援
■2021年8月 令和3年8月豪雨災害緊急支援
■2022年9月 台風14、15号緊急支援台風
■2023年7月 豪雨で被害甚大な福岡県久留米市へ医療チームを派遣し、人的・物的支援実施

今後も現場の支援ニーズを見極めながら、救援活動を継続的に実施していく予定です。
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