本活動は、公益財団法人風に立つライオン基金様から委託を受けて実施をしています。
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2020年6月18日。ふんわりチャンポン大作戦の第11回目は、愛知県津島市の施設を訪問しました。メンバーはジャパンハートの大江医師、野田看護師、杉山(運営)の3名です。
今回私達が訪問した【介護付有料老人ホーム みんなの家】様は、多国籍の方々が働くグローバルな施設!実は今、福祉業界では東南アジアを中心とした外国籍の職員さんが増えているそうなんです。そこで問題になるのがやはり、「言語」です。普段の業務や日常生活では、そこまで言語の壁を感じることはないそうですが、コロナについてとなると、専門的な知識を理解してもらうのが難しいとのこと。感染対策の徹底や意識の統一をどのように行っていけばよいかを悩まれていました。
この点は、ある意味ジャパンハートの腕の見せ所です。訪問時には日本語のみの説明を行いましたが、その知識を伝達する上で、言語の壁にぶつかった際にはご相談いただくようお伝えしました。相談会で終わりではなく、相談会を始まりにして、一緒に感染対策を考えていくのが、このチャンポン大作戦の特徴です。国籍も関係なく、全ての人が安心して暮らしたり、働いたりできるよう、どんどん混ぜ合わせていければと思います!
翌19日。前日と同じメンバーで向かったのは奈良県郡山市です。駅を出てすぐのところにあった有名コロッケ店で絶品のコロッケを堪能した後に向かったのは、【社会福祉法人 萌】様です。
今回はPPE(個人防護具)の着脱練習について、初の試みを実施!まずは普段通り、代表で2名の方と一緒に練習を行います。野田看護師が解説や確認をしながら、実際に着脱をしてみます。いつもはここで終了。但し、今回はここからもう1つ練習を行いました。
先ほどとは違う2名の方に出てきていただいて、再び実践。しかし、その時の解説や確認を野田看護師に代わって、先ほど練習した2名の方に行っていただきました。訪問時に全ての方々にご参加いただくのはどうしても難しいため、学んでいただいたことを聴講者の皆さんから他の皆さんに伝えていただく必要があります。今回の訪問では、その点までを想定して、このような取り組みをさせていただきました。知識や技術はアウトプットをすることで、本当に身に着くものだという話もよく聞きます。そういった意味でも、非常に有意義な練習になったのではないかと思いました。
このように、相談会にご参加いただいた方を起点に、知識と技術の輪を広げていただくことで、感染拡大を防ぐことができると思います。我々が直接お伝えした方々が、今度は発信する側になって、感染対策の輪を広げていければと思います。
ジャパンハート 杉山
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国際緊急救援(iER) | 新型コロナウイルスと闘う人々を支え、医療崩壊を防ぐ