本活動は、公益財団法人風に立つライオン基金様から委託を受けて実施をしています。
お問い合わせは、公益財団法人風に立つライオン基金様へお願いいたします。
2020年6月4日。4日連続での開催となった、第8回目の訪問先は、大阪府大阪市にある【特定非営利活動法人 自立生活夢宙センター】様です。大江将史医師、大江玲看護師、杉山(運営)の3名で訪問しました。
入口に足を踏み入れた瞬間、中にいたスタッフの方々から、とても大きな声でのご挨拶が。それもそのはずで、このセンターでは社長さんを初め、とてもパワフルな職員の方々が揃っており、「コロナには負けない!」といった意思が終始伝わってきました。その証拠に、施設内の視察が始まると、それまでの座学には参加されていなかった方々も積極的に医師を捕まえ、たくさん質問をしてくださいました。
訪問終了後にも、このようなご連絡が。
「大江医師&大江看護師さんよりアドバイスいただきましたとおり、通常時30人以上がごった返す生活介護を改造!いつくるかわからない第2波に備えて、ひとつひとつつくっていこうと思います!」
この相談会はあくまでもきっかけであり、各施設の皆様が、それぞれの施設にあった行動変容を起こせるように行っているという目的があります。そういった意味では、夢宙センター様の行動変容は我々にとっても嬉しい動きであり、同時に他の施設様の参考や励みにもなります。こういった、自発的な行動をされる施設様がもっと増えていき、福祉崩壊を皆で防げるように、啓発活動にも力を入れていければと、我々も改めて思いました。
2020年6月15日。第9回目の訪問先は、東京都江戸川区にある【自立生活センターSTEPえどがわ】様です。ジャパンハートからは、大江将史医師、小林看護師の2名が訪問しました。
こちらでは何と、資材不足を補うために、ごみ袋を使ったガウンを手作りされていました。そのクオリティは非常に素晴らしく、感染から身を守るための工夫を感じました。
自立生活センターという性質上、利用者さんのプライベートや、いわゆる「普通の生活」を守ることを大切にされているのはこちらのセンターも同じでした。その中で、日常生活における感染の脅威やその対策など、我々にとっても学びの多い訪問となりました。
ただ身を守るだけではなく、利用者さんの心や生活を守りながら、予防を行うことこそ、福祉現場における感染対策の1番のポイントかもしれません。一般論では解決しない問題だからこそその現場に行き、目で見て、耳で聞いて、一緒に考えることが大切です。そんな、活動の原点を思い出させてくれる訪問となりました。
ジャパンハート 杉山
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国際緊急救援(iER) | 新型コロナウイルスと闘う人々を支え、医療崩壊を防ぐ