「お母さんって強いよな〜。子どもの命を守るために、自分のお腹を切ってまで子どもを産んでるんだよ。凄いと思わない?」
産婦人科医の石田先生が放ったその言葉が心に刺さりました。
カンボジアのジャパンハートこども医療センターでは、3日間の手術活動が終わりました。
今回は月1回来ていただいている、石田先生による手術が行われました。
一日の間でいくつもの手術が行われます。卵巣嚢腫、子宮がん、乳がんなどの婦人科の病気の手術だけでなく、甲状腺がんの手術も行われました。その数ある予定されていた手術の合間に、緊急帝王切開も行われました。
小さな赤ちゃんが産声を上げたとき、お母さんは泣いていました。
お母さんは、計り知れない不安と戦っていました。無事に子どもが生まれて、お母さんの不安は安心と喜びに変わったのだと思います。
同時に自分が今ここにいること、今生きられているのは、お母さんがこうやってお腹を痛めて産んでくれ、大切に育ててくれたからなんだと、改めて親の偉大さ、大切さに気付かされました。
私は、初めて人の命の誕生を目にしました。
日本でお産にすら立ち会ったことがない私が、まさかカンボジアで命の誕生の瞬間を見られるなんて思ってもいませんでした。
いつも通りの「今日を迎えられること」が当たり前じゃないことを実感した瞬間でした。
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ジャパンハートカンボジア 長期インターン 酒井つぐみ